2005年10月28日

新旧価値の衝突(6)消費者は選び選ばされ。(1面)

 「ネットと文明」第2部新旧価値の衝突の連載が今日で終了しました。

 最終日の話題は、キーワード検索に対しても一番、価格比較でも最低価格と1位でないと大きな差がつくといったことについて書かれています。

記事(日本経済新聞(2005.10.28))には

 価格比較サイトの価格COMでデジカメなどを販売する業者が、常に同業他社よりも安い価格にしているそうだ。たとえ少しの金額でも安い価格になるように一日千回以上変更するそうだ。
一番安ければ、注文が目に見えて増える。

 価格、人気行楽地、グルメ・・・・。世の中はランキングばやり。
せっかくなら損はしたくない、流行の先端を行きたい。
「そんな心理から上位のものに消費が集中しやすい」と慶大の国領教授が指摘する。


情報の整理や集計もネットは簡単。膨大な「情報の海」の羅針盤としても歓迎される。
消費者をつかむ「1位の座」を巡る企業の争いは激しくなる。


 検索エンジンの最適化。これをサービスする企業が人気だ。
グーグルやヤフーの検索で上位になるようにすると、ケンコーコムでは閲覧数が34%も伸びた。

 価格比較サイトの普及やPOS(販売時点情報管理)の浸透は人気製品の選別機能を果たす。溢れるほどの製品が日々生まれる「飽食の時代」なのに、選択の対象が限られるのが実態。
至れり尽くせりの裏に「操作」を嗅ぎ取り、拒否感を抱く消費者もいる。

 アメリカでは、スーパーで商品の物流効率のためICチップを導入したら、「消費者の好みの把握や生活の監視になる」との反発があった。
ホンダのホームページ企画の課長は、分析は閲覧回数だけ、「個人の動きを追うことはすべきでない」と戒める。一方的にダイレクトメールを送るなど「嫌悪感を呼べば逆効果」との判断。


 消費者の目を大事にしようという動きも広がる化粧品のサイトでは、顧客の厳しい評価も載せる。商品開発の経験を持つ女性が、個人的にメルマガを始めたら、生の声が集まった。「消費者の声を生かせたら」とサイトを設立。今で化粧品に関するデータベースを備えた国最大規模の化粧品情報サイトは育った。


 ネットを舞台にした虚々実々の駆け引きやうわべだけの順位競争を脱し、消費者の確かな支持をどう取り付けるか。
真の豊かなネット社会への、インフラ作りが今、始まる


とある。(一部要約・編集あり)

 消費者も、だんだんとサイトでのお買い物などで経験を積んでくると、サイトの情報の見方を身に付けたり、じっくり考えてみるようになっているようです。

その結果、小手先だけの対応では、消費者が真の狙いを見抜いてしまうそうです。

だから手抜きをせずに、顧客と真剣に対話をする必要がありそうです。

記事の中にあるように、真剣に顧客と築き上げたデータベースは決して一瞬にして出来るわけでもなく、時間をかけながら今日まで徐々に整備されてきたに違いない。

 こう考えると、企業側も消費者側も自分で実践し、経験を積み上げていくことが大切ということになります。

なぜなら、頭でいくら考えても答えはでてこないからです。
答えは実践の中から見出されてくるのではないでしょうか。


本日のその他の記事
・9月中間決算、電機、景気回復下の明暗。(3面)
・ATM手数料、「他行も無料」広がる。(7面)
・楽天・TBS、「楽天の提案有用性ない」とテレビ東京社長。(11面)
・スカパー、NTT提携検討。年内に共同販社。(13面)
・道路民営化会社、ETC普及促進。(15面)
・ジャパン・ウェーブ、デジタル映画インドで配信。(15面)
・車車間無線通信、2011年にも800MHZ周波数割り当て。総務省方針。(17面)
・サイゼリア、QRコードで食材情報提供サイトへ簡単に。(33面)
・中部電、静岡市でも光通信、来年の4月から。(39面)
・楽天不正アクセス、無線LAN経由サーバーに侵入。(43面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 18:52| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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