2005年10月07日

固定電話消える日近い?(15面)

 ネットニュース配信業者が無断で新聞ニュースの見出しを無断で使用したことが、著作権の侵害になると知財高裁が判断を下しました。

このブログも日経の記事を中心に取り上げているので気にはなるのですが、営利目的でないし、出典を明らかにしているし、それに引用が中心なので問題はないかなと思っています。


 さて今日は、携帯電話が進化し回線切り替え技術も進んだことから固定電話が必要なくなる可能性があると書かれた記事を取上げます。

記事(日本経済新聞(2005.10.7)には

 固定電話と携帯電話の回線を自在に切り替えられる端末の開発が進むうえ、総務省が固定と携帯の電話番号体系を一本化する方針を決めたためだ。

技術革新と規制改革で固定と携帯の垣根を越えた「ワイアレス革命」が幕を開けようとしている。


 家ではIP電話、玄関を一歩出ると自動的に携帯電話−−−−。

携帯やPHS、無線LANなどを電波の状態でによって切り替える端末を開発中だ。
既に基本技術は確立。

屋内では無線LANを通じて料金の安い固定回線で電話やインターネットが使える。
通話したまま外出し無線LANでの通話が途切れても、今度は携帯かPHSにスムーズにつながる。

 技術革新と規制改革で利用者の受けるメリットは大きい。
例えば、自宅から携帯で市内にかけると3分百円前後になるが、これが8円の固定電話料金を払うだけで済む。さらに固定網がIP化されると定額料金を支払えば、いつでもどこでも使い放題になる可能性も高い。携帯電話会社への料金支払いが半減することも考えられる。

携帯電話会社は固定と携帯の融合サービスの二の足を踏んでいる。

 融合サービスで価格破壊が進めば経営の屋台骨を揺るがしかねない。
それでも2006年にはソフトバンクなどの携帯市場参入が予定され、「新規参入者が融合サービスを始めればやらないわけには行かない。」と苦悩する。


 固定回線を使った高速インターネットは技術革新を規制改革が後押しし、価格が急低下。IT革命といわれるほど急速に普及した。しかし、固定電話中心に事業を展開してきた通信事業者の経営を直撃、業界再編を促した、


携帯電話会社にもワイヤレス革命が大きな試練を課そうとしている。


とある。(一部要約編集)

 不思議な気もするが、技術的には既に携帯と固定を行き来することは可能だそうだ。

携帯電話事業者が悩ましいのは競争のためには今回のようなサービスを実現する必要があるという一方で、携帯と固定の相互乗り入れが行えるようにすると携帯電話による収入が大きく低下することだろう。

つまり顧客へのサービス向上や顧客満足の観点から考えると優れたサービスが、売上という面で見ると減収を加速させるという矛盾(ジレンマ)と戦う必要があるということらしい。

 総務省は電話番号体系を固定も携帯もあわせて統一の方向で検討を進めているということなので、新規参入の携帯電話事業者は素早く対応してくるだろう。
記事には書かれていませんでしたが、携帯電話会社を乗り換えても番号をそのまま移行できるポータビリティのサービスも来年には始まることになっています。

その結果、何も有効なサービスが提供できないと通信料を安くする競争となることでしょう。したがって、料金以外のサービスや価値提供として具体的に何ができるかで勝負は決まるといえるのでしょうね。

一方で、最近の携帯は電話としてだけではなく、メール利用や電子マネー、SUICA、ポイントカード、クレジットカード、住宅などの鍵・・・・と様々な役割を持ち出していますよね。

これとあわせて考えると、多機能化が進めば進むほど電話としての利用ウエイトが低くなるので、案外通信料金の問題はあまり気にしなくてもいいのかもしれないですね。

どちらにしても、携帯電話事業者は少しでも舵取りを誤ると一気に顧客のシフトが起きる可能性があるので、気の休まる日は当分来ないのではないでしょうか。


本日のその他の記事
・ソニーが「CSR調達」、法令遵守や安全に基準。(1面)
・記事見出し、無断使用は違法。知財高裁ネット配信で初判断。(1面)
・東証、システム緊急増強。(1面)
・NTTデータ、地銀向け信用リスク管理システム開発。地銀の共同利用見込む。(7面)
・銀行TV電話端末急増。(7面)
・アフラック、神戸に来春コールセンター開設。(7面)
・米通信業界、ベライゾンとSBCの2強時代に。(9面)
・京都きもの友禅、ネット企業買収。販促手段に。(12面)
・ネット通販に業界団体。11月発足ガイドライン策定。(35面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:29| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。