2005年09月28日

増える携帯通販サイト、販売手法・商品競う。(17面)

 今日は、17面の[VBが主役市場を拓くJ]で最近特に新しいビジネスが次々生まれている携帯に関する話題の一つでもあります、携帯向けの通販サイトの動向などについて書かれていましたのでこれを取上げたいと思います。

記事(日本経済新聞(2005.9.28))には

 東急電鉄の車内に携帯電話で商品が買えるサイトを紹介した中吊り広告お目見えした。広告に記載のアドレスにアクセスすると「トレイン・ギャザリング」につながる。
同一商品の購入希望者が多いほど価格が安くなる「ギャザリング」方式で女性用衣料などを販売する。東急は売上の一部を受け取る。

 購入者を増やして価格交渉力を高め、仕入れも販売も安くするのがこの方式の強み。カード会社などと組み「売り場」の入り口となるサイトを増やすことで購入者獲得に弾みをつける。中吊り広告も売り場拡大戦略のひとつだ。

 この仕組みを運営するネットプライスは、売り場の拡大効果で週平均の受注額は約2億円と1年前の4割増。


 モバイル・コンテンツ・フォーラムによると2004年の携帯電話による物販市場は969億円と前年より79%増えた。通信料の定額化もあり今年も拡大するのは確実だ。


 先駆となったのはゼイヴェル。2000年6月に女性向け物販サイトを設立、同社の成功に刺激され他社が参入した。

 星座や姓名判断などの占いサービスが主力のザッパラスが2、30代の女性向け物販サイトを立ち上げ化粧品・雑貨などを販売。個数限定のケーキの注文受付開始メールを送ると次々に注文が入る。送信後2,3時間が勝負。高付加価値品を確実に売り切り25%以上の粗利を確保する。


 携帯物販の運営に特化するのはバンダイネットワークス。ドラッグストアや健康食品、ブランド品などの専門店と組みサイトの構築や運営を請け負う。運営の受託費用のほか、売上の一部が収入となる。在庫管理や流通は専門店に任せ効率を高める。

 もともと集客力が強い大手企業のサイトを、]キャンペーンでは相互に顧客を誘導する。数多く運営することでコストを抑えるほか、商品の見せ方など運営ノウハウを蓄積できる。この1年間に提携先の7サイトを開設。


 市場拡大が続く携帯通販だが、参入障壁は低く競争は激化している。一覧性や検索能力に勝るパソコンも強力なライバルだ。端末が持ち運べる特性を生かした販売手法や希少価値のある商品の拡充など一層の工夫が求められる。


とある。(一部編集)


 今年6月に経済産業省が発表した平成16年度の電子商取引実態調査では、企業対一般消費者(B2C)取引額が5.6兆円とあった。この金額から見ると携帯電話による物販市場は969億円ということなので、B2C市場全体の6分の1を占めるということになる。

この数字を、高いと見るか低いと見るか判断が分かれるところだろう。
私は、携帯の画面の小ささや入力の不便さなどを考えると意外に携帯通販は健闘しているように感じる。
しかも記事にあるように伸び率が79%と極めて大きいといううことは、決して侮れないし携帯通販について感心を持って取り組む必要があるといえるだろう。

携帯電話もPC用のブラウザ画面を見ることが出来るなど高機能化し、通信速度の向上や通信費の低価格化傾向にあることから携帯からの注文に抵抗感がなくなるものと考えられる。
しかも、広告情報の2次元バーコードとの連動やクレジット・カード機能、電子マネー機能といった決済の仕組みも充実しつつある。
そしてなんといっても携帯電話はいつも身に付けているので、電車の中やちょっとした空き時間に、どこにいても注文が出来る。

このように考えてくると、携帯での物販は今後ますます加速度がついて拡大しそうな予感がする。

そのとき、必要とする人に必要とする情報を如何に届けるか、欲しい情報を簡単に見つけられる仕組みの実現、時間限定のお買得セールなど顧客をひきつける仕掛けなどが大切になるだろう。

いずれにしても「これが正解」という段階ではないので、顧客の反応を見ながら試行錯誤を繰り返すことが、競争優位に立つ方法といえるのではないだろうか。
もしそうだとしたら、早く始め人より常に先行していくことが必要ではないだろうか。



本日のその他の記事
・銀行システム膨らむリスク。腰重い経営者、内部監査に甘さ。(4面)
・金融庁、三菱東京・UFJの統合認可。(4面)
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 http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2005092708739ea
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 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=111577&lindID=4
・携帯向け地上デジタル放送、来年4月開始。専用端末で無料視聴。(11面)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=111578&lindID=5
 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=20050927fa003fa
・伊藤忠テクノ、光伝送事業を強化。米社に出資、IP化にらむ。(13面)
http://www.ctc-g.co.jp/
・携帯機能並みPHS発売。(13面)
 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=20050927fa005fa
・JTB米最大手と提携、米チケット日本語で手配。ネットで申込。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2005092801099ba
・ソニー子会社、暗号化ソフト内臓CD−R。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/security/news/index.aspx?i=2005092708725ca
・サイバーエージェント、米VBに出資、IP電話参入。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2005092709636ba
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 http://it.nikkei.co.jp/security/news/index.aspx?i=2005092707384ca
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 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=111571&lindID=1
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ビートレンド、携帯メール運用、1年無償で代行。(17面)
 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=2005092708168fa
・デジタルガレージ、シックスアパートとブログ導入企業を支援。(17面)
http://www.garage.co.jp/
・コーンズ・アンド・カンパニー、高級車お好みの仕様は、立体映像で400万通り。(37面)
http://www.cornesmotor.com/cdf/
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:51| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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