2005年09月27日

ウェブ掲載情報の閲覧や保存を制限するシステム開発。(13面)

 今日は、NTT西日本が始めたウェブコンテンツ(ホームページ上の内容)に対する閲覧、コピー、印刷などを制限する仕組みの提供サービスについての記事がありました。
新聞では小さい記事だったのでややもすると見逃すかもしれませんが、セキュリティ面で非常に重要な機能なので取上げたいと思います。

 記事(日本経済新聞2005.9.27))には、

 NTT西日本とマイクロソフトは26日、ウェブ上のコンテンツ(情報の内容)閲覧や印刷、保存などを制限できる情報漏洩(ろうえい)防止システムを開発したと発表した。27日に発売する。企業や自治体に売り込む。

 「アクセスコントロールサーバー」と呼ばれるサーバーを使い、パソコンのハードディスクに保存されたデータファイルなどの情報漏洩だけでなく、社内のウェブシステム上の顧客情報などの重要情報を保護できる。


とある。
 この記事の詳細については、NTT西日本のページで詳しく紹介されているのでそちらを見ていただきたい。
 プレスリリース: http://www.ntt-west.co.jp/news/0509/050926c.html

この仕組みの意味するところは極めて大きいと思います。
おそらく今後多くのホームページがこの仕組みの恩恵を受ける可能性があると思います。
 この記事の凄さをプレスリリースから引用すると

「既存のWebシステムにソフトウェアをインストールすることなくWebシステムとクライアントの間に新たにアクセスコントロールサーバを設置することにより、Webブラウザに表示される情報の閲覧、保存、印刷、文字のコピー&ペースト、プリントスクリーンなどを制御し、Webシステムにおける情報漏えい対策を可能とするサービスです。」
と書かれています。

もともとホームページは、いろいろな情報を自由に掲載し公開する仕組みでした。
しかし、ホームページに掲載される情報は、仕組みの関係で自ずと、文字情報も映像情報も音声情報もすべてデジタル化して掲載されます。

このようにデジタル形式で情報が掲載されることで、簡単にコピーが可能になり無断で流用が可能な仕組みとなってしまっているのです。
つまり価値のある情報ほど、無断で使用されたり流用される可能性があったことになります。

 今回提供される仕組みを利用することで、ホームページ上のこれらの情報それぞれに、目的に応じた利用制限を設けることができることになります。
ページの印刷すらできなくすることができるようです。
狙いとしては、情報漏洩対策が目的となっていますが、情報コンテンツに対する著作権を守る機能も実現できるのではと思います。

 今回の機能を実現するベースとなる技術は、提携先であるマイクロソフトが提供するWRM「Microsoft(R) Windows(R) Rights Management Services」を利用しているとのことです。

 今後、この機能は著作権などの知的財産を守ったり、重要な情報の漏洩を防ぐ重要な機能になるので、注目する必要があると思います。




本日のその他の記事
ボーダフォンと日本テレコム、法人向け通信で提携、固定・携帯融合へ。(1面)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2005092700096ba 
・中国政府、ネットでデモ扇動禁止。罰則など明確に。(8面)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=20050927ba000ba
・国内時計大手、携帯メールを表示できる腕時計開発へ。(11面)
 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=2005092610515fa
ソフトブレーンなど中堅IT6社、中国に会社つくりオフショア(海外委託)事業。(13面)
 http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=20050926aa000aa 
・NECなど、揮発性有機化合物のパソコンからの放散抑制。業界自主基準策定。(13面)
 http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?i=2005092610504da
日テレ、番組ネット配信、来月下旬に開始。(13面)
 http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2005092608595aa
・人材サービス各社、ITエンジニアの派遣・請負を強化。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?i=2005092608941aa
ガーラ、11月から英語圏でオンラインゲームのサイト運営へ。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?i=2005092608948ba 
・SNSサービスのグリー、モバイル広告を開始。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?i=2005092608947fa
クインランド、ティーネットを買収。中古車サイト、広告枠拡販。(15面)
 http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=2005092610496ea 
・iPod利用者、音楽購入額、2割は配信。月平均1285円。(35面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 23:18| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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