2005年09月13日

サムスン電子、16ギガのフラッシュメモリー開発(11面)

  以前このブログで早稲田商店会が選挙を利用してセールを実施、集客向上につなげているという話題を取上げたが、今日の日本経済新聞の31面には、宅配ピザ、家電店などでも選挙を旨く利用して販売促進に利用している事例が紹介されていた。さらに投票率のアップにつながれば申し分ないことだろう。
 http://netsyakai.seesaa.net/article/6104153.html
 このような国民的な行事を自店の商売につなげるという発想は、商人ならではの発想でもっと工夫して取り組む価値があるように感じる。
お客様にお得感を感じてもらいながら、自店の集客向上や売上拡大につながるのだから知恵の出し甲斐もあることだろう。

 今日は、サムスン電子が16ギガバイトという容量のフラッシュメモリーを開発したという記事を取上げたいと思います。

記事(日本経済新聞(2005.9.13))には

 韓国サムスン電子は12日、世界最先端の回路線幅50ナノ(ナノは10億分の1)メートルの微細加工技術を使うフラッシュメモリー(電気的に一括消去再書き込み可能な半導体メモリー)を開発したと発表した。記憶容量は16ギガ(ギガは10億)ビットと世界最大。同社はハードディスクドライブ(HDD)の代わりに同メモリーを搭載したノートパソコンを年内に投入する。

 サムスンは携帯電話などに組み込むフラッシュの世界シェアが5割強と首位。開発競争で先行し、2位の東芝などを突き放す。

 現在量産しているフラッシュは90ナノ製品が主力。サムスンは今夏から70ナノ製品の量産を開始。年内に60ナノ製品の生産に着手する。さらに進んだ50ナノ製品は来年後半から量産を開始する。1枚のウエハーから取れるメモリーの数を増やすことができ、1個当たりの製造コストを大幅に下げられる。製品の小型化も実現する。16ギガビット製品を1枚のメモリーカードに16個搭載すると記憶容量は32ギガバイトとなる。映画なら20本、新聞なら200年分のデータを保存でき、小型HDDが不要になる。


とある。
 今までは、このような先端技術は日本の企業が先行していたことを思うと、やはり淋しいものを感じずにはいられない。今回は韓国企業だが、10年ぐらいすると中国企業かもしれない。

 それにしてもサムスンの技術の進化の早さに驚かされた
90ナノの線幅が主流というのに、この夏は70ナノ、年内には60ナノ、来年後半には50ナノをそれぞれ量産するというのだから凄い。
これだけのスピードで量産技術を確立されたら、日本企業はかなり苦しい状況になるような気がする。

 フラッシュメモリーを利用した身近な商品は、デジカメの写真などを記録するメモリーやUSBに接続されるメモリーなどがある。つまり、電源を切っても記憶させた情報は消えないという特性を持っている。
一つのチップで16ギガビットもあると記事にあるように、16個を使うと32ギガバイトの容量となるのでノートパソコンなどにはハードディスク(HDD)が必要なくなる
このことは実は凄い変化を意味している。
最近若者に人気の携帯音楽プレーヤー「iPod」の大容量版にはHDDを搭載しているが、これがフラッシュメモリに置き換わり不要となるので、製品は安価で、軽量で薄く、小さくなりしかも省電力(長時間再生)が簡単に実現できることとなる。
今後情報家電ということで、家電が情報を記録したり、制御のためのプログラムを記憶したりとメモリー需要は大きい。そのときこのフラッシュメモリーだけで事足りるということになる。
当然、携帯電話にも音声や映像情報をダウンロードし蓄積するといったニーズが高まっているので、HDDなしでこれらのニーズに対応できることとなる。
と、これからの電子機器のあり方を大きく変える要素を秘めているといえる。


 参考:
 フラッシュメモリー(IT用語辞典)
 http://e-words.jp/w/E38395E383A9E38383E382B7E383A5E383A1E383A2E383AA.html


本日のその他の記事:
・経産省、来年度から小型で高機能な次世代センサー開発費用を補助。(7面)
・米イーベイ、スカイプ買収。ネット電話に進出。(9面)
・米オラクル、シーベル・システムズ買収で合意。顧客管理ソフト最大手に。(9面)
ソフトバンク、仏ソフト大手と合弁会社設立。相手の国でソフト販売。(12面) 
日本ビクターが再生新技術、ネット配信楽曲、CD並み音質。(13面) 
・無線ICタグでワイン情報表示。住商、伊勢丹で実験へ。(13面)
GDH、オンラインゲーム会社買収。(14面) 
 プレスリリース: http://www.gdh.co.jp/news/20050912.html
ジャパン・ウェーブ、映像不正コピー防止技術で特許。(14面) 
 http://it.nikkei.co.jp/security/news/index.aspx?i=2005091300080ca
IMJ、ネット通販の商品検索サービスを開始。(14面)  
  http://www.imjp.co.jp/release/news/articles/20050510_1474_10042_10047.html  
クリーク・アンド・リーバ社、ウエブサイト統括者を養成へ。(14面) 
・IR用の英文サイトの開設、新興企業、半分に満たず。文法ミスも68%。(15面)
大丸、392通りのオーダーハンドバッグ発売。店頭またはネットで確認可能に。(31面) 
などがあった。



posted by ネット社会の水先案内人 at 21:35| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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