2005年08月29日

ぴあ、電子チケット普及を睨み携帯コンテンツ本格参入。(11面)

 本日(29日)17面[旬の人]に面白い記事が出ていました。

 なんでも本来冷やすことが目的の冷蔵庫に、「愛情ホット庫」という保温室をつけたそうです。この冷蔵庫がヒットしているとのことです。
 http://www.sharp.co.jp/products/sjhv46j/text/p1.html
 
 暖かいまま55度で保温されるので、再加熱で揚げ物がべとついたり、暖め直しで鍋が焦げ付いたりすることもないそうです。
ホット庫は4時間または8時間で冷蔵に切り替わります。

 18年前に電子レンジ付冷蔵庫を発売しましたが売れ行きは伸びず1年で販売停止になったとのことです。
「冷蔵庫の隣に電子レンジを置くのと何が違うの」という素朴な疑問には答えられなかったそうです。

ヒットの背景には、ライフスタイルの多様化などで家族が揃って食卓を囲むことが難しい「個食(孤食)」があるようです。

 恐らく発想として保温庫を単一の商品として考えたとき、前回の失敗の教訓や台所のスペースなどから、組み合わせる製品として冷蔵庫が一番最適となったのでしょう。
「個食の時代」そのものは淋しいことですが、製品が提供する「便益」は分かりやすいのではないでしょうか。
後は冷やすための装置と暖かい状態を保つ機能をどう矛盾なく同居させるかが技術的課題となったことでしょう。
なお、保温温度の55度は安全基準で火傷をしない温度ということです。

 「必要は発明の母」という諺がありますが、他人が思いつかないアイデアを発想し、それを具体的な製品に仕立て上げる。 
日頃からモノを見る目を養う、何故という疑問を持つ、物事に興味をもつといったことの積み重ねが大切ということでしょうか。


 さて本日は、チケット販売などを手掛ける「ぴあ」が携帯コンテンツに本格参入という記事を取上げます。
 ぴあ: http://www.pia.co.jp/

記事(日本経済新聞(2005.8.29))には

 ぴあは携帯電話向けの有料コンテンツ事業に本格参入する。
9月から子会社を通じてゲームサイトなどを順次展開する。

市場が拡大する携帯向けコンテンツ事業で会員を獲得し、チケット販売との相乗効果を狙う。
今年度中に10サイト程度開設し、来年度末までに合計で20万人程度の会員数を目指す。

 FOMAなど高機能機種の画像表示機能を生かした「アクアゾーン、囲碁・将棋、ゴルフ」などのゲームから順次提供を始める。

 チケット販売会員のサイトからも利用者を誘導する。

 将来は携帯電話を利用した電子チケットが普及すると見ており、携帯向けコンテンツ事業での知名度を上げる。


とある。(一部記事内容を要約)

 私も最近映画を見に行ったがそのときVITという電子チケットを利用した。
以前はネットで予約しても映画館のチケット発券機で予約番号などを入力する必要があったが、この電子チケットだと発券機に携帯電話をかざすだけとなるので非常に楽になったように感じた。

 このように電子チケットを利用してみると改めて便利さを実感できる。
いつも携帯している電話がチケットとして機能することで、チケット用紙、作成コストなどが不要になり、紛失や破損などもなくなるし、チケット購入にわざわざ行列を作ってということもなくいつでも携帯から購入もできる、おまけに決済までもできてしまう。
提供者、利用者ともお互いがメリットを受ける仕組みといえる。

このことから電子チケットが今後急速に普及することは間違いのないことだろう。
だから「ぴあ」は携帯コンテンツを展開しそのサイトからチケット販売に旨く誘導すこるとで会員の拡大と販売数量の増大を狙っているといえる。

今回のゲームなどのコンテンツ事業はチケット販売とのシナジー(相乗効果)を狙ったものだが、今後更に携帯の進化で増えるであろう新たなサービスとの融合までも考えているのではないだろうか。

 顧客へのサービスや利便性の向上など、自社の事業に携帯電話をどのように活用できるか、を考えてみると新たな展開が見えるのではないでしょうか。

  ぴあ: http://www.pia.co.jp/
  電子チケット例(VIT) http://www.tohotheater.jp/vit/ic.html 


本日のその他の記事
・「ムーアの法則」40年の意味。(5面)
・香港ハチソン、第三世代携帯の赤字ほぼ半減。(6面)
・沖電気、半導体工場に地震対策。このシステムの外販も。(9面)
・災害時、ライフラインの情報共有し提供。電話会議、携帯でも即可能。(9面)
・ポータル運営会社、地域密着情報に力。中小の広告主開拓へ。(11面)
・ネット広告、地方企業にも浸透。最適エリア設定には課題。(11面)
・アイベックス、効果的販促の事例紹介サイト開設。(11面)
 http://www.ibexrims.com/ja/pp/index.html
・フェンリル、キーワード検索で提携企業のサイト情報など表示。(11面)
 http://www.fenrir.co.jp/index.html
・[メデイア仕掛け人]米マッキャンエリクソン、海外専門家呼び、ネット広告強化(11面)
  http://www.mccann.co.jp/
・[会社の金言]東芝ソリューション、顧客の期待に応えるな、期待を超えろ。(11面)
・[数字は語る]学校のIT環境、地域で格差。(23面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:31| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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