2005年08月22日

[ネットと文明]時代進める「知の修練場」(1面)

 ”刺客”という表現で扱われている候補者がほぼ決まり、バタバタと2つの”新党”が立ち上がったこともあり選挙関連の報道がヒートアップしてきていますね。

でもこれらの番組を何故か真剣に見ることが出来ないのは私だけでしょうか。
何か空しくなるような議論をここ10年同じ顔ぶれの人達で行っているようにも見えてしまいます。
たまには(とてもテレビに出演する暇などないとは思いますが)もっと今輝いている人や若い人など違う顔ぶれの人々の考えも聞いてみたいと感じています。

さて今日(2005.8.22)から日本経済新聞の朝刊では[ネットと文明]という特集が始まりました。

特集の書き出しは

 コンピュータの登場から半世紀、インターネットは普及からわずか10年。

情報通信技術の革新は社会に深く浸透し、政治や経済、企業のあり方や人間の心までも変えようとしている。

国境や時間の隔たりを超え、瞬時に世界の人々や情報にたやすく接触できる時代。

めまぐるしい変容は文明の階段を上る福音か。

「ネットと文明」の深層を探る。


とある。

この文面だけを素直に捉えると、ネット社会は社会のあらゆる仕組み、人々の暮らしや心までも変えてしまうほどの変化をもたらす力が潜んでいるといえるのではないだろうか。
それ故、あるべき姿・理念を描きどのような方向性、方針(ポリシー)で進むかを明確にしていくことが重要になってきているのではないだろうか。

また、経済活動を行っている企業はネット社会の変化や流れに乗りながらビジネスを展開しないと繁栄の仲間に入れないことになるだろう。

このブログもこのような危機感から、ネット社会の日々の動き・変化を発信・記録する必要性を感じて始めたともいえる。

さらに今回の特集記事の中では、ネットの持つ力として
囲碁や将棋の世界では、ネット上での対局が強いプロ棋士を短期間で養成する場として機能しだしているとのことだ。
 将棋倶楽部24  http://www.shogidojo.com/
 パンダネット   http://www.pandanet.co.jp/

どこでもMIT(米マサチューセッツ工科大学)では、同大学の900講座以上の教材や講義録などをインターネットで無償公開し、「大学の知を人類の生活向上に還元する」という構想とのことだが、月に50万人の受講生がサイトを訪れているとのことだ。
 どこでもMIT(MITOPENCOURSEWARE) http://ocw.mit.edu/index.html

一方で、このように講座の内容を公開することで大学に新たな質の競争を生み出し優秀な学生を集める手段にもなるようだ。
また多額の資金を投入して整備した実験設備やシミュレータなどを、ネットを通じて開放する動きがあるようだ。
  E-ディフェンス http://www.bosai.go.jp/sougou/sanjigen/3D/jindex.htm
  地球シミュレータ http://www.es.jamstec.go.jp/esc/jp/

などの具体的な動きを紹介したうえで、ネット文明の始まりを

 人類は火の利用で闇を制し、紙や印刷技術で情報の伝達や記録が可能となった。
蒸気機関は肉体の限界を克服。飛行機は空間移動を実現した。
さらに電気、電話、・・・などを発見、発明し文明を築いてきた。
そして今、インターネット。
累積情報量は推定1ペタ(1千兆)バイトと1千万年分の新聞に相当する膨大な情報が世界を駆け巡る。
限りなくゼロに近づく情報交換のコスト、不特定多数につながる開放性・・・・。
「知」の加工や進化を通じ、物質文明では到達できなかった情報文明へ歩を刻む。
知識の価値を人類に問う新文明の黎明期が静かに始まっている。


と述べ、最後に

世界中の書籍などの情報を電子化し検索を可能にする米社グーグルの動きに欧州などの反発から中断するように、文明は衝突を起こし、知の覇権争いの様相さえ見せているとのことだ。
福沢諭吉は、「1国文明の有り様はその国民一般の智徳を見て知るべし」といったそうで、智徳の「智」とは物事を考えて合点する働きで「徳」とは心の行儀を意味するそうだ。
ネット文明にも通用する

と今回の特集の意義を結んでいる。

これからも良い面、悪い面などいろいろな動きが次々と出てくることだろう。


1回目の今日は「企業は今」というタイトルで、

IBMでは5万6千人の社員が参加し会社の理念を討議し会社の新たな価値観を練り上げるなど意思決定の形に変化が生まれたり、日本企業の8割がネットを利用し、その約94%が電子メールを利用する。NEC約13万人が1日に送受信するメール数は1日あたりの総郵便物引受数の12.3%と企業がネットを多用していること。

一方でメールは正確な情報伝達を返って妨げることにもなるということで、利用を制限する企業もあるとのことである。


といったことが紹介されていた。

企業でも業務の効率化、顧客との緊密なコミュニケーションなど今までやりたくてもできなかったことがコストをかけずに簡単にできるというネットの光の部分と効率を返って下げたり、新たなリスクを産んだりといった影の部分とを理解し、目的や狙いに合わせた利・活用が求められているということなのだろう。



本日のその他の記事
・大規模災害時、「交通遅延」携帯に。国交省、代替輸送状況も配信。(3面)
・IT大手、ソフト開発の中国委託を拡大へ。(9面)
・横河電機、プラント向け制御システムの営業・保守体制を強化する。(9面)
・ヤフー、無料音楽配信参入。高音質や保存は有料でダウンロード。(11面)
 SOUND STATION http://station.music.yahoo.co.jp/
・TV・ラジオを侵食?(映像広告や音楽配信などで)(11面)
・TBS、携帯電話で視聴者参加。バラエティー4番組放送。(11面)
・グラファージ、介護用筋トレ用品、施設向けに通販。(11面)
・日経本社、転職サイト開設。http://kyujin.nikkei.co.jp/
・iPodに印税上乗せ?もめる私的録音保証金。(19面)
・部屋の写真が家電のリモコンに。携帯端末活用し慶大がシステム。(21面)
・ピボット、省エネ運転をブザーで支援する装置を開発。(30面)
・コアシステムズ、大日本印刷と組みICタグで登下校管理システム開発。(30面)
などがあった。
また別刷りの特集として「日ロIT・ビジネス特集」があった。
ロシアが世界のIT産業でパワーを持ち始めていることや、日本企業のマーケットとしても注目されだしたそうだ。



posted by ネット社会の水先案内人 at 23:15| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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