2005年08月17日

ソフトバンク、通信で個人顧客開拓中止。(11面)

 昨日、宮城県沖を震源地とするM7.2の地震がありました。
 幸い大きな被害がなかったようでほっとしています。

 地震というと東海地震が来るのではといわれてから何年も経ちますが
 ここ遠州は不気味なぐらい静かです。
 ただ浜名湖近くではスロースリップが継続しているようで、これがエネルギーの
 放出になってくれていればいいのにと思っています。

 政治の世界にも「国民新党」を旗揚げという地震が発生しました。
 意地がさせたのか、将来の成算が見込めているからさせたのかどうなのでしょう。

 さて、本日は「Yahoo!BB」でADSLなどブロードバンドを、格安料金で顧客開拓を優先させてきたソフトバンクが方針を変更したという記事を取り上げます。

記事(日本経済新聞(2005.8.17))には

 ソフトバンクは通信サービス分野で個人向けの新規顧客開拓を一部を除き中止する。
採算を度外視して顧客獲得を進めてきたが、利益重視の営業体制に改める。
年内にも認可される見通しの携帯電話事業で多額の投資が必要になることをにらみ、固定通信事業での採算回復を急ぐ。

営業の大部分を中止したのはADSLサービス「ヤフーBB」と傘下の日本テレコムが手がける「おとくライン」の個人営業。

ADSL事業では2005年4−6月の顧客獲得コストを前年同月比37%減の186億円に削減した。

ADSLの7月の純増回線数は4万3千件で7万3千件だった前年7月の4割の水準。
ADSL市場が成熟期にあり全体で伸びが落ち込んでいるため、「営業を抑えた割には善戦している」(同社)とみている。

 一方おとくラインは顧客獲得コストを開示していないが、「(獲得コストの低い)法人のほうが儲かる」(孫社長)として個人から法人向けに営業の軸足を移す。

通信料金請求代行のインボイスと共同で営業会社の日本テレコムインボイスを近く設立し、インボイスが強みを持つ中小企業を中心に法人営業を強化する。
販促費は新会社が負担し、ソフトバンクから営業部門3百−4百人程度を新会社に移すことで本体のスリム化を図る。

 来年中の開始を目指す携帯電話事業は、通信設備を通信機器メーカーからリースすることで当面の投資を抑える考え。
しかし契約拡大のためには携帯端末の販売価格を抑える必要がある。
その分を同社が負担することもあり「総額数千億円が必要」(幹部)と見られる。


とある。

そういわれてみると最近若いお嬢さんが繁華街などで、ADSLモデムを配布したりしていないと思っていたが、このような背景があったようだ。

 ADSL加入を促進するために機器を無償で提供して顧客を獲得する。
そのうえで、月額の通信料の中で機器などの先行投資分を回収する。
そして永く利用してもらいこの投資分を回収してしまえば利益が転がり込む。
というビジネスモデルだったように思う。

だが現実には、他社との競争などもあり月額利用料の低下やADSL市場の成熟化となかなか厳しいようだ。

解説記事には、総務省が携帯電話事業への新規参入の条件として業績の安定を求めたことが、同社の採算を度外視した新規顧客開拓戦略の見直しをする背景とあった。

できるだけ顧客を拡大・維持しやがて大きな実りをという図式だったのが、早く利益という成果を出さざるを得ない状況になったことのようだ。

ソフトバンクグループとして考えた場合、通信インフラ事業で損を出してもヤフーなどのビジネスで儲ければという見方もあるかもしれない。

今後の同社の動きには注目する必要がありそうだ。





本日のその他の記事
・経産省知財研究会、ソフトウェア特許乱用を制限へ、中間報告で。(5面)
・イーバンク、携帯電話カメラで口座開設。(7面)
・金融庁、検査・監督用の情報・通信システム見直しへ。(7面)
・堀江氏、衆院選に出馬?民放各社、動向を注視。放送業参入を警戒。(11面)
・医療情報の富士アイティ、画像診断結果をCDに自動書き込み。(12面)
・コクヨ子会社、オフィスの情報管理支援。(12面)
・化粧品サイトで情報交換、利用者同士仲間づくり。アイスタイル、閲覧増狙う。(12面)・日本IBM、次世代地銀システム開発。融資や取引情報を一覧。(13面)
・富士キメラ総研、ネットセキュリティ市場、2010年には2.7倍に。(13面)
・[商機は世代断層にあり]ITパワーで技を伝承。老若間に懸ける橋。(13面)
・次世代DVD、ソニー陣営が140社を突破。(13面)
・デジタルガレージ、日本アジア投資とネット企業対象投資ファンド設立。(15面)
・ソーテック、低価格パソコン販売不振で中国子会社清算検討。(15面)
・アスキーソリューションズ、NTTコミュニケーションズと組み安全性高めたメールシステム提供へ。(15面)
・カカクコム、ネット証券のサービス比較を始める。(15面)
・[VBが主役・市場を拓く]増殖するブログ、有力な集客手段に。(15面)
・富士通BSC、汎用機などのデータを暗号化するソフトを販売へ。(15面)
・[新興企業成長力を探る]明光商会、個人情報保護法追い風。(16面)
・IRコンサルティングのアイ・アール・ジャパン、株式の大量保有報告書の「速報メール」開始。(17面)
・脳、デジタルで鍛える。ゲーム、電子辞書など充実。中高年、通勤中でも手軽に。(27面)
・[データクリップ]ポイントカード利用者の53%が枚数増加に不満。
・LVJグループ、伊勢丹本店で携帯待ち受け画像を提供。(27面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:51| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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