2005年07月20日

電子旅券、世界共通に。相互認証技術開発、日本が推進機関。(1面)

記事(日本経済新聞(2005.7.20))には
日本政府は各国が導入を進めている生体認証などを使った電子旅券(パスポート)について、世界中のどの空港でも利用できる仕組みづくりを先導する。
日本が推進機関を設立し、各国で異なる仕様の旅券の相互読み取りが出来る技術を確立する。

偽造しにくい電子旅券の普及を促し、テロ防止に役立てるのが狙い。
日本は2007年度末をめどに開発を終える構えだ。

電子旅券は2001年の9.11同時多発テロ以降、アメリカが導入を急いでおり、日本は今年度中に新規発行する旅券を切り替える。ただ仕様は各国ごとにバラバラで、開発が遅れる例も多い。


テロ対策として本人確認に指紋やコンピュータで顔写真を厳しくチェックする生体認証を使ったりと入国チェックを厳しくする流れが強まっており、相互利用技術の早期確立が急務になっている。

世界の旅券の標準化推進の専門組織「国際民間航空機関(ICAO)」は電子旅券の相互利用促進で合意。同機関は日本の外務省と経産省がつくる「互換性検証センター」が相互利用の旗振り役になることを認めた。
日本が先導役に選ばれたのは「IC技術など他国に比べて進んでいるため」という。

とあった。

世界的に交通網の発達や経済のグローバル化・ボーダレス化などにより、人々の移動・交流が国を超えて活発になってきている反面、一方でテロや犯罪も国際的な組織となってきている。
そのためこの電子旅券は人々の入出国の手続きの効率化や負担を軽くするというよりも、国際的な犯罪やテロへの抑止あるいは防止を主な狙いとしているようだ。
ちょっぴり複雑な気持ちを抱かずにはいられない心境である。

それにしても日本の電子関連技術が世界一であることを証明している記事といえるのではないだろうか。

具体的には、
電子旅券にのICチップに登録する情報は同じとのことだが、国によって機器の精度により相互に読めない可能性があるそうだ。
そこで、各国の電子旅券を複数の読み取り機を使って調査し、読み取れない旅券について原因を特定し、その上で改良方法を指導する。
とのことだ。

この相互読み取りが旨くいかなければ、結局「目視での本人確認」となりシステムの意味がなくなる恐れがあるとのことだ。
その意味で、日本の技術に対する期待は大きい。
世界の平和に貢献できるという意味で、是非成功させて欲しいものだ。

そして、犯罪やテロの防止というよりも、世界中の人々が隣町に行く感覚で簡単に行き来できるシステム基盤となることを願いたいものだ。


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などがあった。
posted by ネット社会の水先案内人 at 22:26| 静岡 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by at 2005年11月14日 10:26
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