2007年01月18日

盗聴不可能な暗号の仕組み


 インターネットで企業間の取引データや設計情報といった重要な情報が、ネット技術の進展やインフラの整備で益々活発になっていくことが予想されます。

 しかしインターネットは、公道を走るようなものなので、重要な情報は他人に盗聴されないような仕組みが必要とされます。現状でもそれなりに安全に情報交換ができる技術があるものの、もっと機密性を高めたいというニーズも根強くありました。

 このようなニーズに応えることのできる堅牢な暗号通信の技術が開発されたとのことです。

 日本経済新聞(2007.1.18)には
■NECなど、盗聴困難な量子暗号通信技術を開発

 NEC、東京大学、科学技術振興機構のチームは17日、通信データを暗号化したり復元したりするための暗号鍵を安全に配れる量子暗号通信技術を開発したと発表した。理論的に盗聴が不可能とされ、情報の漏洩(ろうえい)対策として注目度が増す「量子暗号通信」の実用化につながる成果としている。

 量子暗号通信では光の粒子(光子)などを利用して暗号鍵を配る。通信内容を第三者がのぞこうとすると、その痕跡が残るので盗聴不可能とされてきた。ただ、これまで開発された暗号配信システムは理論的には安全といわれていたが、実用的なタイプはなかったという。

 NECと東大の今井浩教授らは暗号鍵が盗聴者に漏れる確率を把握できるシステムを考案。開発した量子暗号通信技術を評価したところ、鍵が盗まれる確率は極めて低かった。20キロメートルの光ファイバーを使った伝送実験で、安全に鍵をやりとりできることを確認した。盗聴は事実上不可能と説明している。

とあります。

 以前から、量子暗号通信は究極の暗号技術と注目されていましたが、暗号化や復号のための処理時間や伝送距離が課題だったようですが、これらの課題がクリアされ実用化の段階に入ってきたようです。このようなきっちりとした暗号化技術が確立すれば、高額な決済情報や極めて機密性の高い情報も安心して通信できることとなり、ネット利用が一層進展するように思えます。
posted by ネット社会の水先案内人 at 23:29| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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