2006年12月10日

減少し続ける音楽市場で成長するタワーレコード


 日経ビジネス(2006.12.11日号)にタワーレコードの記事があった。

記事では、

 19998年に6000億円近くあった音楽市場が2005年には3600億円まで減少し、今年も10月までで前年比4%減の落ち込みと8年連続の市場縮小が続いているそうだ。

 そんな中でタワーレコードは、店頭での試聴機会それも旧譜を充実したり、従業自ら作る手書きのPOPで、客動線を長くするなどして市場の減少とは逆にこの5年間で売上を1.5倍の630億円としたそうだ。

 音楽配信にもナップスターと協同出資で会社を設立し、ドコモとも資本提携を行い、顧客の音楽との接点を増やすことでレコード売上につなげて貰うことが狙い。今年上半期に音楽配信が前年比で倍増したが、CD売上も増加していて、音楽配信がCDの販売を押し上げる一因になっている。


 しかし、音楽配信が1曲150円-200円なのにCDレンタルは300円と曲あたり単価の安いレンタルに阻まれ、音楽配信が伸びないことだ。先月、音楽配信からの撤退事業者が現れた。また、邦楽の提供に難色を示すレコード会社などが多く、消費者に訴求力のある邦楽を音楽配信で提供できないことである。

 また、ナップスターに顧客を誘導することが、かえってレコードの売上を減らすリスクも抱えている。これまでのように成長できるか、難しい舵取りが続く。


とのことだ。(要約)


 音楽市場が減少している原因としては、広い世代に受けるヒット曲が無くなり、比較的購買層が限られることやインターネットの普及などにより、ネットで欲しい曲だけを購入したりする層が増えているからなのだろう。

 そんな中、店舗運営で旧譜に注力する、手書きPOPで購買意欲を喚起するなどの工夫で売上を伸ばして来たことは凄いことと言える。ちなみに本家アメリカのタワーレコードの運営会社がこの8月に破綻したという。

 タワーレコードは、ナップスターと提携し音楽配信にも進出し、ネット配信と店舗でのCD売上の増加という相乗効果を狙うようだが、現実には大きな壁が存在するようだ。

 同記事の終わりには、音楽好きをどれだけ囲い込めるか、そして音楽好きが集まるコミュニティを形成できるかが成功の鍵とあった。
posted by ネット社会の水先案内人 at 21:49| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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