web2.0という言葉が一般化し、ブログやSNSなど双方向のコミュニケーションがその存在を大きくしているように思います。
このような中で、広く発信するのではなく、コミュニケーションする相手を限定し、仲間限定で盛り上がれるなど多様なサービスが誕生し出したようです。
日本経済新聞(2006.11.20,11面)には
■ミクシィ・楽天などネット各社、プライバシー保護競う
プライバシーの保護に配慮したネットサービスが増えてきた。書いた内容や写真を家族や友達限定で公開できるブログや、住所や口座番号などを知らせずに売買できるオークションサービスが登場している。
ネットを通じて個人情報が漏れる懸念に対応し、各社がサービスを開発した。不安を取り除いて利用を増やす狙いだ。
米シックス・アパートは10月末、ブログサービス「VOX」を日本でも始めた。VOXに参加している友人と家族を登録すれば、記事や写真の公開範囲を設定できる。記事毎にこれは家族限定、これは一般公開と指定できる。家族などプライベートなことが書きにくいというニーズに対応する。
国内最大のSNSを運営するミクシィも名前と性別の公開範囲を「友人」「友人の友人まで」「全体」と選べるようになる。
ネット競売では、「取引相手から個人情報が流出する」との不安をなくすため、匿名で取引できるサービスが始まった。楽天オークション、ヤマトの「オークション宅急便」などがある。
今後も市場の拡大に伴って、利用者が望む形でプライバシー情報の開示範囲をコントロールできる仕組みへの需要が高まりそうだ。
とあります。
なんだか、個人情報について世の中全体が敏感になり出したようですね。
ネットを利用した犯罪や、顔を見せない・合わせない犯罪なども影響しているのかも知れないですね。
商売では、自分を売り込むことが必要なのに、矛盾しているような感じすらします。
確かに、個人事業者でホームページにメールアドレスを掲載すると、迷惑メールが多くて困るということで、メールアドレスをGIF形式で画像として貼り付けているほどです。
ここまでくると訳の分からない世界になるような気もしますが、顧客のニーズがいろいろということは、そのニーズに柔軟に対応できる仕組み作りが、繁盛の秘訣といううことなのでしょうね。