日本経済新聞(2006.11.5、3面)には
■電子決済サービス「ペイジー」、利用1兆円突破へ
公共料金、税金などをネットバンキングやATMで支払える電子決済サービス「ペイジー」の個人利用者が増えている。2006年度の利用金額は前年度を8割上回る約1兆5000億円強と、初の1兆円突破が確実。企業向けの取引でもみずほ銀行などが対応準備を進めている。支払い手段として普及するにつれ、システムの安全性確保も課題となる。
ペイジーの利用を推進する日本マルチペイメントネットワーク推進協議会によると、今年度の利用件数は5年前の21倍の約2450万件に膨らむ見通し。ネットオークション、携帯電話料金などの支払いや、国庫金の電子納付も増えている。決済手段としては現金(年間約157兆円)、クレジットカード(同29兆円)に続く存在となっている。
とありました。
政府が推進している電子申請は利用率が極めて低く、大きな問題になろうとしていますが、このPay Easyは、その利便性から利用が急速に拡大しているとのことです。
ネットバンキングの契約さえしていれば、パソコンや携帯電話からいつでも簡単に支払い手続きができるので、本当に便利といえます。おまけに電子申請のように難しい電子証明書やパソコン側の環境作りなども不要です。
最近は、銀行窓口が混雑することから他行への振り込みにネットバンキングを利用することが多くなりました。ネットバンキングならATM利用よりさらに手数料が安くなったり24時間いつでも振込手続きができるというメリットがあります。ネットバンキングを利用していれば、Pay Easyには殆ど対応していて手数料も掛からないのでとても便利といえます。
利用が拡大するのは納得できることです。電子申請もこのように利用者に分かりやすく便利な仕組みにすることが望まれるのではないでしょうか。