2006年10月31日

米での新聞発行部数の減少


 よく考えてみると、速報的なニュースは携帯から入手していることが多くなってきているように感じます。

 新聞は、朝の習慣として読まないと何となく落ち着かない気がしています。
私の場合、新聞は通勤途中で興味のある記事をじっくり読むことが多いように思います。
 つまり、ヘッドライン的な情報は携帯から入手し、もう少し詳しく知りたい情報や特集記事などは新聞から得ているように思います。

 アメリカでは、新聞の発行部数が減少し、ネットでニュース記事を読む人が増加しているとのことです。

 日本経済新聞(2006.10.31、夕刊、3面)には、

■米で新聞発行部数の減少続く、ネット閲覧者は増加

 米国内で新聞発行部数の減少が続いている。業界団体が30日に発表した最新調査によると、4―9月の平均発行部数は前年同期比2.8%減と過去10年で最大の落ち込みになった。一方、7―9月期の新聞社のインターネットサイト閲覧者数は同24%増えた。ネットの収益力は新聞よりも低く、米の新聞業界では会社売却の話題が相次いでいる。

 新聞770紙が新聞雑誌部数公査機構(ABC)に届け出た平日版の発行部数を業界団体の米国新聞協会が集計して公表した。平均発行部数は4374万部。前年同期比減少率は2005年4―9月期に記録した2.6%を上回った。619紙が対象の日曜版は同3.4%減の4756万部。

 一方、調査会社のニールセン・ネットレイティングスによると、7―9月期の新聞社サイト閲覧者数は同24%増の5700万人。ネット利用者の3人に1人が閲覧するという。電子版など新聞社のネット関連収入は全体の1―2割程度。収益力向上にはつながっておらず、新聞各社の株価は低迷している

とあります。

 新聞はこの4−9月では過去最大の発行部数の落ち込みなのに、ネット閲覧は24%も増加しているということで、明らかに顧客がニュースを得る方法が紙媒体からネットにシフトしているようです。

 私は、これはアメリカの新聞事情も影響しているように思います。日本では新聞が早朝に各家庭まで配られる仕組みを持っていること、電車で通勤するサラリーマンが多いことから通勤途上で読むことができるなどから、紙の新聞は役目をもっているように思います。

 しかし、一方で新聞を定期購読しない若者も最近は現れだしていることから、新聞の購読者は減少していく可能性が強くなるようにも思えます。

 一方ネットでは、グーグルアラートやRSSリーダーを利用することで興味のあるキーワードを含むページヤブログを簡単に読むことができる。しかし便利な機能だが質の良い記事が集まるというものでもない。

 ただグーグルは、グーグルIDを必要とするサービスを拡大し、個人のサイト閲覧状況を記録することで、それぞれの人の特性に応じたページ選択を目指していると聞いたことがある。本当にこのようなことができれば事情は変わってくるかも知れない。
 例えば「阪急」というキーワードで検索すると、旅行好きには電車や沿線に関する情報を、ショッピングが好きな人にはデパートやセールの情報を表示するようになるそうだ。
 こうなると、グーグルで検索したほうがより自分の欲しい情報が入手できることになる。ただこれは便利なようだが、情報が偏ることで広い視野で物事を見る目が失われる恐れがあると言えそうな気がしないでもない。

 物事には常に二面性があるということだろう。個人の興味に合わすか、合わさないかは選択できることも必要かもしれない。

 考えが発散してしまったが、詰まるところ「記事」そのものが重要となり、紙媒体であろうがネットであろうがは二次的な問題かも知れない。新聞社というよりも、記事の書き手を選ぶようになるかも知れない。

 いずれにしても新聞の役割、価値を考えることが一番大切なのかも知れない。



posted by ネット社会の水先案内人 at 22:31| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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