2006年09月29日

中国IT大手、相次いで日本に上陸


 中国のソフト開発会社は、今まで日本のソフトベンダーの開発業務を請け負うソフト開発工場的な機能を果たしているとばかり思っていたら、ついに日本でソフトビジネスを始めるようになるようです。

 日本は、どちらかというと個人の技術スキルに依存する形でソフト開発を進めるのに対して、ソフトウェアでは新興である彼らほどソフトウェアエンジニアリングをきっちりと身に付けていると思われるので、意外に日本にとっては脅威かもしれない。

日本経済新聞(2006.09.28、夕刊)には

■中国IT大手、相次いで日本に上陸

 中国のIT(情報技術)企業が相次いで日本へ進出し始めた。ソフト開発大手が日本語版ソフトウエアを発売、通信機器や半導体でも参入が相次いでいる。日本企業からの受託開発などを通じて蓄積したノウハウを利用、低価格を武器にシェア獲得を狙う。日本のIT企業が受託開発や販売の相手として進出してきた中国からの「逆上陸」で高付加価値の商品分野でも日中企業の競争が激化しそうだ。

 ソフト開発大手の北京金山軟件は来年、業務ソフト「キングソフトオフィス」日本語版のダウンロード販売を開始する。マイクロソフト(MS)の「オフィス」との互換性を備えるが、価格はMS製品の約10分の1に抑える考えだ。

 企業の経営管理に使う統合基幹業務システム(ERP)の用友軟件も、年内をメドに大企業向けERPソフト「ERP/NC財務会計」日本語版を発売する。米欧や日本の企業が販売する同等製品の3―5割程度に価格を設定する。

とありました。

 日本のITベンダーにとっては、何とも手強い相手が出現したものですね。
価格が安い上に、システムとしての信頼性も高いとなると、本当に怖い存在ですよね。

 日本のビジネスの仕組みも、日本からのオフショア開発の経験を通じて、ノウハウをしっかりため込んでいるような気がします。(日本はいつも納期に追われたやっつけ仕事が多いので、意外にこのノウハウが組織として蓄積できていないといえます)

 最悪のシナリオは、「中国がSIベンダーとして活躍し、日本人がワーカーとして低賃金で働く」ではないでしょうか。

 こうならないように、日本もソフトウェアエンジニアリングや人材育成に力を入れ、マネジメントレベルを上げることで、組織にノウハウが残るようにする必要があるように思われます。
 
posted by ネット社会の水先案内人 at 22:42| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/24631190
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック


Excerpt: 日本ソフト開発日本ソフト開発(にほんそふとかいはつ)は、滋賀県米原市米原西23番地に本社を置く、独立系のソフトウェア会社である。長野県長野市でかつて同一の商号を用いていた会社(現社名ニッセルワン)とは..
Weblog: 滋賀・京都の企業
Tracked: 2008-02-22 17:35
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。