2006年09月23日

中央省庁などの個人情報漏洩、昨年1175件


 個人情報漏洩の問題は、なかなか減らないようです。
総務省の調査によると、中央省庁などで昨年千件を超える個人情報漏洩事件が発生していたとのことです。

 人間の弱さの証明なのか、それとも有効な対策はあるのでしょうか。考えさせられる問題です。

日本経済新聞(2006.9.23、38面)には

■中央省庁などの個人情報漏れ、05年度は1175件・総務省調査

 個人情報保護法が全面施行された2005年度、中央省庁や独立行政法人などから1175件に上る個人情報の漏洩(ろうえい)や紛失があったことが22日、総務省の初の調査で分かった。

 中央省庁は320件で、約75%がファクス番号や電子メールの送信先の間違いなどによる誤送付だった。省庁別では厚生労働省が133件で最も多く、次いで社会保険庁の91件で両省庁で全体の7割を占めた。漏洩や紛失後、情報を回収できたのは全体の7割にとどまった。

 原因については、職員の対応ミスが9割を超えた。「Winny(ウィニー)」などファイル交換ソフトを通じた情報漏洩は10件で、法務省では5000人規模の情報漏れがあった。


とありました。

 千件あまりの個人情報漏れの約75%はfaxや電子メールの送付先ミスとのことです。

つまり利用者側の不注意が原因ということになります。
では対策はどう考えればよいのでしょう。

 送信時宛先をしっかり確認しろ。というのは簡単ですがこれでは少しは減るかも知れないですが大きな効果は期待できないでしょう。

 人間は、間違えるという前提に立った仕組みが必要ではないでしょうか

例えば、FAXなら、今まで送付したことのない電話番号なら警告や確認メッセージが出るとか、重要情報という指定をすると番号を再度入力させるといった仕組み。電子メールなら、送付時にアドレスとプロフィール情報が表示され確認できる仕組みなどです。

 つまり、現在のITツールは、システムを利用する側が常に正しい入力をするという前提に立っていることが多いように思います。また入力エラーを表示するときはシステム側に取って不都合な場合にエラーメッセージを返しているように感じます。

こう考えると東証の誤発注も、同じような問題を含んでいたように思います。

 だからこそ人間の側にたった仕組み、つまり人間を優しくアシストする仕組みが必要といえそうです。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:52| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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