2006年09月01日

衛星データ使い最適な漁場予測

 日本経済新聞(2006.9.1)13面から

■富士通、北大など、衛星データを使い最適な漁場予測

 上記に加え全部で4者が有限責任事業組合(LLP)を設立し、全国の漁業関係者に漁場予測などの情報提供サービスを始める。

 人工衛星のデータを活用して魚が多くいそうな海域を推定。漁船の漁場への移動をスムーズにし燃費を削減するほか漁獲高の増加にも役立つと見ている。

 アメリカNASAの人工衛星から日本周辺海域の海水温、植物プランクトンの分布状況などのデータを入手し、過去の漁獲実績などを参考に魚種に最適な漁場を予測しこの情報を提供する。


とあります。

 いくつかの技術が組み合わさって、このようなサービスが実現したといえそうです。
それにしても、遙か上空の衛星から、海水温や植物プランクトンの分布状況がわかるとは。実際は赤外線カメラを通して見えた色の微妙な変化を元に分析しているのでしょうね。

 このLLPから提供される情報を得ることで、目的とする漁場に一直線で向かうことができるといえます。従来なら魚群探知機で魚の群れを追うこととなりますが、衛星に比べればごく限られた範囲しか探ることができなかったと思われます。結果海の上を魚の群れを求め動き回ることになっていたと思われます。

 燃料代の高騰で漁業のコストが嵩み、やむなく廃業に追い込まれている漁業関係者もいるとニュースで報じられていました。その意味では、今回の情報提供サービスは救世主となるかも知れません。

 予測値と実際の漁獲高をデータとして蓄積していくことでより正確な予測ができるようになると思われます。また、現状では予測が難しい魚種についても予測ができるようになっていくように思います。

 これは衛星データを漁場の予測に利用しようというアイデアの勝利かも知れません。
ビジネスとして実現するために産学協同の体制をとったことになります。

 優れたアイデアをいち早くビジネスに仕立て上げるには、大学との連携、企業間の連携などお互いが得意とする分野を持ち寄るという発想が重要なのかも知れません。

 アイデアを独り占めして事業化に時間を掛けるより、それぞれの強みを出し合いながら早く事業化し早く事業収益を得るほうが、将来の予測が難しい時代には必要な考え方ではないでしょうか。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:34| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 新技術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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