2006年08月31日

研究データの改ざんを防ぐ


 ITを利用することで、入力された情報が一般的にはデジタルデータとして管理されるため、コピーが容易になったり、何回コピーしても品質が落ちない、データ量がコンパクトな媒体に格納できてしまう、といった非常に優れた特徴を持っています。

 しかし、データを入力した人と時間や入力された内容を完全に保証しようとすると、データを修正しても修正したところが分かりにくいなどかえって難しくなります。

 どうしても文書を作成した人を特定したい場合に役に立つ仕組みが開発されたそうです。

記事(日本経済新聞、2006.8.31、15面)には

 日立製作所は、紙に手書きで書き込んだ内容をそのままパソコンに保存するシステムを開発した。
いつ誰が何を書いたかを簡単に記録できる。特許出願時の証拠作りに役立つほか、研究データの改ざんを防ぐのに有効。研究所や官公庁、金融機関などからの受注を目指す。

 新システムは手書き文書を電子保存するスウェーデン・アノト社の技術と、誰が書いた文章かを証明する電子署名技術を組み合わせた。




 アノト社の技術は、多数の点(ドット)を上下左右に薄く印刷した用紙と、CCDカメラ付のペンで構成。一人ずつ専用のペンで書くため誰が書いたかを記録できる。ペンのカメラで点や書いた文字、図を読み取り、パソコンに転送する。点を印刷した用紙は普通のプリンターで複写できる。

 研究現場では通常、実験結果などをノートに書き込み、毎日上司が確認して記録に残す。新システムなら研究者が用紙に書いた後で上司がチェックの書き込みをすれば、いつ誰が書いたかを的確に記録できる。

 日立は8月から研究者30人が試験的に使い始めた。50人が使う場合は約1千万円で受注する考えだ。


とある。

 冷静に考えるとなんだか滑稽な仕組みのようにも思えますが、特許出願用の実験データ記入やデータの改ざんが許されない組織には有効な仕組みといえそうです。

 こんなに人間くさい仕組みが必要になるとは・・・・・・。

本日のその他の記事:
・商業販売、とらえにくく。ネット通販など統計との差拡大。(5面)
・MSの次期OSのビスタ、来年1月30日発売。米アマゾンが公表、ネットで予約受付を始めた。(9面)
・トヨタとKDDI、カーナビと連動する車中で便利な携帯電話を開発。(13面)
・ヤマト運輸、ネット競売専用の宅配便。出品者・買い手とも匿名に。(15面)
・GPS機能より身近に。ランニング速度測定、写真撮影地を記録など。(35面)
・近畿日本ツーリスト、1万件の宿、ネット予約。キャンセル待ちも可能に。(35面)
などがあった。



posted by ネット社会の水先案内人 at 20:42| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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