2006年08月09日

7&I、小売・金融一体の多機能電子マネー発行

 昨年の11月30日に、来春セブンアイが独自の電子マネーを導入すると発表しました。

その後今年の5月19日には、店頭に設置する電子マネー読み取り機を自社の電子マネーだけでなくEdyやsuicaにも対応できるようにすると発表していました。

 そして今日の記事では、共通化端末に加えクレジットカードや銀行のキャッシュカードとも一体化した多機能型のカードを発行することにしたようです。

記事(日本経済新聞、2006.8.9、11面)には

 セブン&アイ・ホールディングスは2008年をめどに、電子マネーとクレジットカード、銀行キャッシュカードを一体化した多機能カードを発行する。

買い物や現金引き出しなど客が頻繁に使う小売り・金融取引が1枚でできる。

コンビニエンスストア業界では複数の電子マネーが利用できる共用読み取り機が普及する見通しで、利便性の高い多機能カードの導入で他チェーンとの違いを打ち出す。



 多機能カードのもとになるのは、セブンアイが07年春に発行する独自規格の前払い式電子マネー「nanaco(ナナコ)」。セブンイレブンが持つ約1万1000店の店舗網を生かし、初年度1000万枚普及を目指す。ナナコの運用が軌道に乗った段階で多機能カードの発行を始める。

 グループ内に抱えるセブン銀行(東京・千代田)のキャッシュカードとアイワイ・カード・サービス(同)のクレジットカードを組み込んでグループ完結型にする。
セブンアイはグループの小売業と金融事業の相乗効果を高めることにつながるとみる。
 
 電子マネーの主戦場のコンビニ業界では、複数の電子マネーで支払いができる共用読み取り機の導入競争が激化している。


とある。(一部省略)

 セブンアイの電子マネーに関しての一連の動きを眺めてみると、電子マネーを自社のビジネスに最大限に活用するにはどうすべきか、そしてそのとき消費者の電子マネーへの期待は何かという、一見矛盾する二つの課題について着実に手を打ってきているといえるのではないでしょうか。

 今回の記事では自社の小売り事業と金融事業の相乗効果を高め、一方では消費者の利便性を高める多機能カードを実現しています。
 このことで他社との競争優位を実現するとあります。

実際このような思惑通りに旨くいくか分かりませんが、電子マネーの今後のあり方という面で一つの方向性を示しているように思えます。


本日のその他の記事
・6月の携帯電話出荷、「第三世代」9割超に。音楽配信普及が後押し。(3面)
・ドコモ、法人向けIP電話サービスを始める。(11面)
・警備大手のCSP、賃貸マンションで不在時の来訪をメールで通知。(13面)
・ヤフー、ネット動画購入でその代金が募金に。社会貢献事業として。(13面)
・インターネット関連企業が中小企業や個人のサイトを通販窓口として活用を始める。自社の販路拡大に活用。(15面)
・携帯電話向けシステム開発のイメージシティ、携帯の番号継続精度に対応しメール転送サービスを始める。(15面)
・携帯プレーヤーのお気に入り音楽、マイカーで奏でる。FM波活用で手軽に。(27面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:08| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 電子マネー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

電子マネーの動向
Excerpt:  今日は、「ネット社会:今日の動き」さんの記事を見て思い出した。実は、あるお客様向けに「電子マネーとポイントクーポンの動向」についてまとめたばかりなのでご紹介する。
Weblog: 経営のヒント
Tracked: 2006-08-09 23:05
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。