2006年07月15日

スカパーが個人放送局を開設へ

 総務省がBSデジタルで一挙にチャンネル数の増加を促したり、USENなど映像情報をネットで無料配信するサービスが増えたり、更に地上波デジタル放送を携帯でも受信できるワンセグが始まったりと、映像を取り巻く環境は激変しているといえます。

 今まで、放送設備や放送エリアを放送法などで守られリスクの心配のないビジネスを展開してきた放送業界もやっと世間並みに、経営戦略次第で今後の成長が左右されるようになるのではないでしょうか。

 このような映像の世界に、個人も自ら制作した映像をネットで配信(放送)できる
サービスが始まるようです。

記事(日本経済新聞、2006.7.15、12面)には

 スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(スカパー)は、個人が自作した映像ソフトをインターネットで配信できる「個人放送局」を開設する。

視聴者への課金が可能で、今秋から試験的に個人放送局を開設し無料配信を始める。

個人の代わりに視聴者から料金を徴収することも検討する。


 同社は放送局を簡単に開設できる専用ソフトを開発した。

放送局を開設したい人がこのソフトをダウンロードすると、同社の専用ホームページなどから映像配信ができるようになる。

 個人が自作映像を有料で配信したい場合、自分のホームページなどで映像公開はできる。だが課金や個人認証は技術的にもコスト的にも難しかったので、スカパーがこれらを代行するかたちとなる。

 スカパーは、著作権侵害などに反する映像の売買を防ぐため、事前に映像内容を審査する対策の検討も始めた。

とある。


 いよいよ来たかという感じです。高速のインターネット(ブロードバンド)が普及し、パソコンで映像加工なども簡単に行えるようになったいま、個人や零細企業も簡単に映像情報を配信することは難しい時代では無くなったといえます。

 web2.0を一気に知らしめた「web進化論」の著者でもある梅田氏のブログ(私のページの右のサイドバーの「シリコンバレーと日本での生活」)では「YouTube」という、個人の映像の投稿サイトが取り上げられていました。
  YouTubeについて(1) http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060628/p1
  YouTubeについて(2) http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060629/p1
  YouTubeについて(3) http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20060702/p1

 今回のスカパーやYouTubeなどが映像に対する新しい潮流を作っていくように感じます。

 今や広く映像配信すること(放送)は、難しいことでは無くなったようです。
放送時間を決めて、「この時間に見せてやるからテレビをつけろ」式の発想ではまずい時代になりそうな気がしてきました。

参考:スカパーサイト http://www.skyperfectv.co.jp/
   スカパー会社情報 http://skycom.skyperfectv.co.jp/ 

   NBCとYouTubeが提携 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M2800K%2028062006

本日のその他の記事
・総務省、NTTに「光回線接続料」の値下げ迫る。次世代通信網開放を促す。(12面)
・NTTドコモ、大阪のベンチャー企業と共同で携帯電話用の小型燃料電池を開発。2年以内に実用化へ。(13面)
・[ヒットの舞台裏]テレビつけたまま通話・メールがきる、ボーダフォンワンセグ携帯。鮮明な画面、横に90度回転可能。(29面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 11:26| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 放送と通信 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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