2006年06月24日

IT化などの効果で非製造業の生産性上昇


記事(日本経済新聞(2006.6.24)1面)には

 製造業に比べて低い非製造業の労働生産性が、2005年に農林業を除く非製造業の全業種で上昇に転じた。金融・保険業やサービス業での上昇が大きく、景気の回復だけでなく、ITの利用や規制緩和の効果なども要因とみられる。

 非製造業は就業者数の約8割を占めており、体質強化による生産性の上昇が更にはっきりしてくれば、日本経済は人口が減っても成長を持続しやすくなる。



 景気回復の早い段階では企業が人手を増やさずにサービスを提供するため、生産性が向上する。今回の上昇も景気循環によるところが大きいが、非製造業の構造変化も要因と見られる。

 構造要因の一つがITの利用だ。警備業界では、各種センサーや通信回線を使い、不審者の侵入やガス漏れを遠隔地から検知する機械警備サービスの強化が進んだ。

 日本の製造業は海外企業との激しい競争で生産性を高めてきたが、就業者数で8割を占める非製造業は政府の規制などもあり、生産性の低さが問題になっていた。

 宮川学習院大教授は「運輸業、建設業、不動産業などは景気循環に伴う生産性の上昇とみられるが、IT化の効果は製造業から情報通信業に広がっており、構造的に生産性が上昇している」とみている。

とある。(一部編集)

 非製造業の特性として、提供する価値は従業員の能力に依存することが多いように思われます。

 従って、お客様に喜ばれる価値を提供し続けるためには、従業員の能力を高めることが必要になってきます。一方で、少子高齢化の影響で将来的に就業人口が減少することは明らかです。以上から、企業が永続してお客様に価値を提供するためには、少ない人員で従来以上の価値を提供することが求められます。

 だとしたら、お客様にとって価値を生まないが、事業遂行上必要な業務プロセスをIT化したり、お客様との接点を強化するためにIT活用をしたり、お客様のニーズの変化をITで分析したりすることが必要になると思われます。

 政府が進める「IT新改革戦略」の重点計画でも、中小企業の競争力を高めるための武器としてのIT推進を取り上げ、個々の企業の特性に応じたIT化を支援しようとしています。インターネットがここまで普及した今、顧客や企業間での取引におけるIT活用も一気に進もうとしています。

 考えるときではなく実行するときといえます。 


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などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 23:21| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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