2006年06月15日

システム関連企業が共同でパソコンの安全性向上へ


 コンピュータウイルスやスパイウェアなどが、本来便利で快適なネット利用を脅かしています。他人事と思って正しい対処をしていないと、知らないうちに大切な情報を破壊されたり、外部に流出したりといった被害に遭遇することとなります。

 それでは、きっちりと対応していれば絶対安全かというと、必ずしもそうは言い切れません。何故なら、これら脅威への対策はウイルスが現れて初めて回避ワクチンを作成するという仕組みのため、現実には後追い対策にならざるをえないからです。

 もしかすると、このような心配事が軽減されるようになるかも知れません。

記事(日本経済新聞(2006.6.15)13面)には

 日立製作所、富士通、NECなど情報システム関連企業が共同で、ハッカーやウイルスからパソコンを守る新技術など、システムの安全性や信頼性向上を狙った研究開発に乗り出す。

 このほど13社・団体で構成する企業連合「セキュアIT基盤開発推進コンソーシアム」を発足。政府が推進する行動計画「セキュアジャパン2006」と連携し、新たに開発するシステム基盤ソフトなどの利用を促す。



 米マイクロソフト「ウインドウズ」などの既存のOSはそのまま使いながら、コンピュータの安全性を高める方法について研究・開発する。

新たに開発する基盤ソフトをCPUとOSの間に挟み込み、OSの安全上の欠陥を付くコンピュータウイルスやハッカーなどの侵入をOSの手前で防ぐ仕組みだ。

こうした技術は、本来そのCPUでは動作しないOSを動かすなどの目的で現在も利用されている。今回はその手法を安全対sかうに応用する。登場直後で対策が間に合わないウイルスやOSメーカーも気付いていない欠陥を悪用した攻撃も防げるという。

 企業連合にはセキュリティをテコに海外製品に席巻されているソフト産業を立て直す狙いもある。

 開発成果は各社が持ち帰り、自社製品に応用、日本国内での標準製品としての地位を目指す。政府機関にはこの新しい基盤ソフトを07年度から順次配布する計画。


とある。

 インテルのパソコンサーバーで、昔のオフコンのソフトを動作させるといった機能は、かなり前から実現されていた。今回は、このようなあたかも複数の種類のOSが一つのコンピュータ上で動作させてきたノウハウを元に開発するとのことのようです。」

 つまりOSという一連の処理の命令をコンピュータに指示するプログラムと、その指示に従い動作するCPUという装置との間に、関所のような仕組みを持たせることで、元のOSの影響を受けずにCPUの動作を監視出来ることとなります。

 是非、何とか開発を成功させて欲しいものです。
そして、本来の便利で快適なネットライフがおくられる世界が一刻も早く来ることを願ってやみません。また、日本のこうした技術が、世界をリードすることも期待したいものです。

本日のその他の記事
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・医療制度改革法が成立。電子レセプト化不十分など医療費の抑制には力不足。(3面)
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posted by ネット社会の水先案内人 at 18:58| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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