2006年06月09日

ETCで駐車料決済や店舗情報提供


 高速道路の料金支払いをETCで済ませる車の割合が徐々に増えてきているのを実感できるようになってきました。
 このETCを高速道路の料金だけに利用するのはもったいないということで、百貨店などの小売業で有効に活用しようという試みが始まるようです。

記事(日本経済新聞(2006.6.9)9面には

 三菱商事は高速道路での料金支払いに使うETCを百貨店の駐車場料金の決済や店舗情報の提供などに幅広く活用する。

 第一弾として福岡市の博多大丸、三越福岡店などと組み7月にもサービスを始める。
利用者は店舗の駐車場ゲートを止まらずに出入りし、百貨店の催事情報などを受け取ることも出来る。




 利用者はDSRC(狭域無線)と呼ぶ無線通信規格に対応する車載端末を取り付ける必要がある。端末の価格は2万円程度で無料配布するか販売するかは未定。

 ETCからの電波で駐車場の入退場を管理し、駐車料も決済する。技術的には百貨店の顧客情報システムと連動させ、購入額に応じて駐車料を自動的に割り引くことも可能。

 入場を確認した時点で、当日の催事など店舗情報を指定された携帯電話などにメールで送り、マーケティングに利用することも出来る。


とある。(一部省略あり)

 以前、ETCをファーストフードなどのドライブスルーの決済や駐車場の料金決済にといった話はあったように思いますが、今回の三菱商事の試みは、もっと大きな可能性を感じさせるような気がします。

 ETCを単に駐車場という施設の決済に利用するのではなく、顧客の到着を認識することで顧客へのサービスの充実に利用しようというようにも受け取れます。

 記事の例では、催事情報をメールで知らせるとありますが、顧客の特性を分析しその顧客に一番適した販促メッセージを提供したり、年間の売上上位の顧客であればその顧客の到着を売り場に連絡したり、お取り寄せ商品があれば売り場ですぐに渡せるように準備したりと、考えれば顧客サービスが沢山湧き出てくるように思います。

 また顧客管理との連動で考えるとゴルフ場の会員向けサービスなどにも有効と思われます。

 ただ一つ残念なのは、車載端末が限定されると言うことです。どうもITの世界では規格が常に問題になるように思います。技術進歩の早いIT機器では仕方がないのでしょうか。
 今回の例では、もしかしたら優良顧客には無償で提供し、その他希望者には一部費用を負担してもらうということになりそうな気がしないでもないです。


本日のその他の記事
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などがあった。
posted by ネット社会の水先案内人 at 21:07| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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