2006年05月30日

シニア技術者を開発請負に活用


 団塊世代の大量退職が来年から予想され、2007年問題として取り上げられています。多くの企業は従業員の年齢構成に偏りがあるため、団塊の世代の退職による技能や業務ノウハウの継承にも頭を悩ませているとのことです。

 ところが退職した経験豊富な団塊世代の技術者を活用しようという動きがあるようです。

記事(日本経済新聞(2006.5.30)15面)には

 人材派遣・教育事業のヒューマンホールディングスはシニア技術者を活用し、製造業の設計・開発業務を請け負う事業を始める。

大手企業などを退職した50-70代の技術者を集め、電機や自動車メーカーなどから受注した仕事を振り分ける。

団塊世代の大量退職が始まる2007年を控え、今後経験豊富なシニア技術者の需要は一層高まると判断した。



 応募者のうち、職務経験や技術力、社交性などをヒューマンが審査し、パスした人を登録する。受託対象の業務はデジタル家電向け組み込みソフトや半導体の設計ソフトの開発などを想定。

受託業務に応じて登録者から適した人材を選び、案件が終了するまでの契約社員として雇用する。1案件の期間は1ヶ月から1年程度を見込む。

 技術者募集のための専用サイトを近く開設。同社が運営するSNSでも募集告知する。大手製造業のOB組織などとも連携し技術力の高い人材に確保を目指す。

 当初1年間で登録人数約3千人、のべ稼働人数は5百人を目指する。

人手不足で人材派遣会社の間でスタッフ獲得競争が激化するなか、今後もシニア層の積極活用で競争力を高める考えだ。


とある。

 企業側も定年延長や再雇用で優秀な技術者のつなぎ止めを図るようにも思えるので、優秀な技術者には年齢に関係なく引っ張りだこなのかも知れませんね。

 むしろ定年退職を機に、組織などのしがらみの無い自分がやりたいと思っていた仕事を楽しみながら行いたいという気持ちが強くなるようにも思う。

 ヒューマンからすると優秀な人材を数多く集められるかがビジネスの成否を決めることとなるので、記事にあるようにネットを活用したり大手企業のOB組織との連携することで人材の確保を目指すようです。

 考えようによっては、真のプロフェッショナルには生涯現役で活躍できる場が提供されるということでしょう。特に肩書きだけで仕事をしてきたような管理者は、退職後に少し寂しい気持ちを味わうことになるのかも知れないですね。

 そう考えると、どのようなスキルを身につけるのか自分の人生設計が大切な気がします。

 参考:ヒューマンのurl
    http://www.athuman.com/

本日のその他の記事
・総務省、2005年度末でのIP電話利用数が1146万件と前年に比べ37%増と発表。(5面)
・KDDI、JCBなど4社と提携カードを発行へ。(7面)
・NEC、松下と携帯開発を統合。基幹部品を共通化。(11面)
・[回転いす]ITも朝型にシフトすべき。深夜残業状態化で。(11面)
・日本レコード協会が発表、1−3月の有料音楽配信83%増。パソコン・携帯向け好調。(12面)
・ネットビジネスのデジタルガレージ、米ブログ検索大手のテクノラティに経営参加し、日本でのブログ検索事業を強化する。(15面)
・検索エンジンマーケティングのファンサイドAG、企業が運営するブログがネット検索での上位に表示されるよう支援するサービスを始める。(15面)
・テレビ電話機能を備えたソフトの普及でウェブカメラの売れ行きが伸びている。スカイプの普及が市場拡大を支える。(29面)
・カナダのソフト会社の日本法人、コーレルが画像処理ソフトや会がソフトの新製品に55歳以上を優待する制度を導入する。(29面)
・ゲーム会社の偽サイトによるフィッシングの疑いで14歳少年摘発。(39面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:18| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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