2006年05月16日

ラジオでカーナビの地図を更新


 カーナビも最近の機種では、単に地図情報をもとに道案内をするだけではなく、オーディオプレーヤーと一体化したり、地デジのテレビが見える、更にETCも搭載したりと、車の中の情報基地の役割をするようになってきているように感じます。

 しかし、道案内を常に正しく行わせるためには地図情報を最新の状態に保つ必要があるといえます。そこで地図の更新情報をラジオ放送の電波の隙間を利用して転送しようというシステムが開発されるようです。

記事(日本経済新聞(2006.5.16)11面)には

 エフエム東京松下電器産業三井物産などが参加するITナビゲーションシステム研究会と組み、デジタルラジオを使い自動車向けに地図情報を配信するシステムの開発に着手する。

社内でラジオ番組を聴けば、自動的に利用者のカーナビゲーションシステムの地図が最新内容に更新される仕組みで、2007年度の実用化を目指す。

デジタルラジオで可能になる新規サービスとして、受信機やカーナビの需要喚起につなげる。


 今夏に実証実験を行う。デジタルラジオの電波に乗せて地図データを放送、ラジオ番組の「裏放送」として移動中の利用者にも最新情報を届ける。放送時間や料金体系などサービス詳細は今後詰める。広告収入による無料サービスとなる可能性もある。

 開発するシステムでは、地図情報の自動更新のほか、ラジオで紹介したお薦めスポットや番組広告主のお店の位置をカーナビに表示することも可能にする。

気象庁のシステムとも連動して、緊急地震速報を画面に表示することも検討する。


 ラジオ局がデジタル放送を使った新規事業に乗り出す背景には、広告収入の減少が止まらないことへの危機感がある。カギはデジタル化で魅力的なラジオの使い方を利用者に示せるか。地図情報配信はその有力なメニューとなる。

 電通の調べではラジオの広告は5年連続で減少、04年にインターネット広告に追い越された。また、携帯電話でもワンセグが始まったことで屋外でのメディア視聴の主役はテレビに移る可能性が出てきた。


とある。(一部省略・要約)

 ラジオ事業の取り巻く環境が極めて厳しくなってきたことを表しているようです。
ラジオの収益源である広告収入がネット広告へのシフトで年々減少しているとのことです。

 そこで改めてラジオの価値を高めるため、ラジオ放送のデジタル化を新規サービスのチャンスと捉えて、カーナビ向けに地図情報を配信したり、広告の放送と連動したナビゲーションなどを行うとのことです。

 今回の実験から新たなサービスの可能性も見えてくるような気がします。
今後どのようなサービスが生まれてくるのか楽しみにしたいと思います。


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などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:21| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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