2006年04月03日

広がり始めた「サイモンズ・ポイントカード」


 レコード店、家電量販店、スパーなど実に多くの店でポイントカードを発行するようになった。
サイフの中などにはいろいろなお店のポイントカードが入っていることがある。
そこで、サイフから時々使わないポイントカードをサイフから抜いてしまっておくと、このようなときに限ってそのポイントカードが必要な店で買い物をすることになる。

また、薬などのような最寄り品は、買いたいと思ったときの都合で店を選び買うことになる。

このようなことから、同じ店のポイントカードが複数枚なったり、ポイント残高の少ないカードが多く存在したり、あげくには期限切れカードが多くなることになる。
つまり、主婦のようにスーパーに頻度多く買い物にいくような場合は、メリットがあるかもしれないが、そうでない場合は、家電量販店のようにポイント不要ということで、その分値引きしてくれる制度がありがたいと感じる。

 こう考えると、ポイントカードも商店側から見て、顧客サービスに寄与し集客につながっているか、疑問に感じたりする。

 しかしサイモンズという会社が行っている共通ポイントサービスが広がり始めたそうだ。

記事(日本経済新聞(2006.4.3)11面)には

 地域の商店やチェーン店が、少ない費用負担で導入できる共通ポイントサービス「サイモンズ・ポイントカード」がじわりと広がり始めた。運営するサイモンズ(東京・中央)が全国の加盟店の顧客データベース構築やポイント処理業務を一括して請け負う。利用者は加盟店であれば、現金でもクレジット決済でもポイントが貯まる「お得感」がある。


 函館の専門店会の百店以上の加盟店で3月から導入し、その記念キャンペーンでは、多くの顧客がポイントを現金と同じように活用。季節商品の長靴が飛ぶように売れた。

 サイモンズのポイントは、利用者が全国の加盟店のどこでも利用することができる。一方加盟店は既存のクレジットカード読み取り機があれば、改めて新しいシステムを導入する必要はない。負担が軽く地域商店街などが利用しやすい。

 加盟店の主な負担は売り上げの3%、買い上げ金額の1%はポイントとして会員に渡し、サイモンズには管理手数料として2%分を払う。会員はたまったポイントを1ポイント=1円で全国の加盟店やネットショッピングで使える。

 一見複雑だが、ポイントの処理はサイモンズが請け負うため、加盟店間の経費のやり取りは発生しない。さらに加盟店全体の顧客分析などをネットワーク経由で提供。加盟店は参考情報を得ることができる。

 現在全国の200社、700店が加盟し、会員数は12万5千人になった。

ポイントの有効期限は最大2年。失効したポイントを点字図書館など社会貢献事業に寄付するユニークな仕組みを持つ。このためサイモンズに加盟するのは企業だけでなく地域のボランティア団体にも広がりを見せている。

 サイモンズは今後も決済機能付き携帯電話「おサイフケータイ」との連動などを進め、共通ポイントカードの魅力を高める方針だ。


とある。(一部要約、編集)

 実にうまい仕組みを考えたものだ。

ポイント会員からみると
 ポイントカードが何枚もいらない
 サイフにポイントカードで溢れない
 ポイントの期限切れが防げる
 加盟店が増えれば、地域やお店が限定されない
 ネットショッピングでも利用できる
 将来的には携帯のおサイフケータイとも連動する
 ポイントが失効しても社会貢献に寄与できる

加盟店からみれば
 既存のクレジットカード読み取り機が利用できるので、新たなシステム導入が不要。
 ポイント関係の経費は売り上げの3%(内1%はポイント用)
 店舗間でのポイント処理に伴う経費のやり取りがない
 加盟店全体での顧客動向分析情報が入手できる

といったメリットがあるようだ。

わずか9人の従業員の会社が始めたサービスだがある程度普及すると、その便利さから急速に普及を拡大するかもしれない。
サイモンズ・ポイントカードには注目しておく必要がありそうだ。

参考:サイモンズのurl
http://www.symons.co.jp/


本日のその他の記事
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・三井住友銀、住宅ローンの借り入れ手続きをインターネットで完結できるサービスを始める。(3面)
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などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 19:03| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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