2006年03月31日

ネットと金融の融合加速

 
 ポータルサイト利用者への利便性を高めるため、外部に依頼してきた決済業務を取り込む動きが出てきたようだ。ポータルサイトの宿命あるいは使命としてネット上のあらゆるサービスの入り口として機能することが求められる。その結果商取引が生まれ決済も必要になる。この決済も銀行などの外部に依頼するのではなく、サイトの中で決済を行うことで、利用者のサービス向上、集客力の向上を狙うようだ。

記事(日本経済新聞(2006.3.31)7面)には

 ポータルサイト運営最大手のヤフーが三井住友銀行、同行子会社のジャパンネット銀行と資本・業務提携し、銀行業に進出する。ネット大手とメガバンク初の提携で、ネットと金融の担い手やサービスの融合が一段と進む。生い立ちや風土がかけ離れているといわれるITと伝統的な金融機関が、迅速に新事業モデルを打ち出せるかが、課題だ。


具体的には、ポータルサイトのID、パスワードでログインしていれば、競売や買い物などのサービスを利用する際、クレジットカード番号などの入力することなく、ボタン操作一つでネット銀の口座から代金が引き落とされ購入手続きが済む、といったことが可能になる。

ヤフーの狙いは銀行業のからの利益ばかりでなく、むしろ銀行との密接な連携で、自社サイトの利便性を高め利用を増やすことが目的だ。

 ジャパンネット銀にとっては、ヤフーの幅広い顧客の需要を取り込めれば急成長が見込める。将来はさらに踏み込んでネットに適した金融商品の開発なども検討する。

 三井住友銀は、若者にも強いヤフーと組むことで顧客層の補完効果も期待しているようだ。


とある。

ポータルサイトを運営する中で、オークションやショッピング、有料コンテンツの提供などというように、ネット上での商取引が増える傾向にある。

 これら商取引伴う決済業務も当然増えるわけで、現状ではクレジットカードや銀行など他社のサービスを利用する必要があった。今回の記事にあるようにサイトで完結する決済手段を持つことで、サイト利用者にとって決済が手軽になる環境を提供することになるようだ。

 このことにより、サイト内の顧客の囲い込みが可能になりポータルとしての地位を確保できるというメリットがあるようだ。

 こう考えると、楽天が東京都民銀行の楽天支店を開設するのも同じ流れのような気がする。


本日のその他の記事
・ヤフー、ジャパンネット銀に最大300億円出資。三井住友と共同経営へ。(1面)
・4月1日からこう変わる。ワンセグ開始など。(3面)
・ネット銀競争激化、IT企業参入相次ぐ。(7面)
・博報堂、広告事業強化のため、ネット企業2社と連携する。(13面)
・京大・NTTなど、20言語ネット翻訳自在に。(15面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 23:43| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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