2006年03月20日

バンダイネット、携帯広告に参入


 最近無料の情報誌であるフリーペーパーが注目されているようだ。利用者には無料で情報を提供しながら、情報誌を発行する発行元はその情報誌に掲載する企業から料金を得ることで収益を確保している。発行部数の伸びが掲載企業からの収入を左右する仕組みのようだ。視聴率がCMの料金を左右する民放業界と同じ仕組みだ。

 このようなモデルが当然ネットの世界でもいろいろ存在する。むしろいろいろな収益モデルが誕生し活発化しているように思える。携帯電話向けのコンテンツでは、iモードがスタートした当初から有料コンテンツが定着していたが、この流れが変わりそうな動きが出てきたようだ。

記事(日本経済新聞(2006.3.20)11面)には

 バンダイグループで携帯向け情報配信を手がけるバンダイネットワークスは、携帯向け広告事業に参入する。東急エージェンシーと組んで携帯向けの情報サイトを開設。消費者には無料でゲームや着信メロディーなどのコンテンツを提供するが、広告を掲載することで収益化する。


 第1弾として、4月中旬に中・高校生を対象にした携帯電話サイト「ガモウ」を開設する。バンダイネットと子会社のVIBEが企画・制作した着メロ、キャラクター情報を無料でサイト利用者に提供する。

 サイトには東急AGが代理店となって企業などの広告を掲載。初年度2億円の売り上げを目指す。東急AGはコンテンツの企画・制作でも協力する。年内に第2弾以降のサイトを立ち上げる。パソコン向けサイトの共同企画も検討する。

 携帯コンテンツ業界は携帯電話事業者が認定する公式サイト数の増加で、1サイトあたりの収益性は落ちている。パソコン向けサイトで定着した広告モデルを導入することで収益性を維持する狙いだ。


とある。

 この記事からは、どうも携帯電話向けの有料コンテンツ事業は、よほど利用者にとって真に価値のあるものでないと旨みのあるビジネスではなくなってきたようだ。競合サイトの増加が収益性を下げているとあるが、パソコンなどでは無料のコンテンツが増えていることと、時には携帯向けのコンテンツもパソコンから入手指示できたりということも影響しているかもしれない。

 有料にして利用者が確保できないなら、いっそのこと無料にして、スポンサーを募りその広告収入の方が手堅いという話になってきているようだ。

 これからのコンテンツビジネスの将来を暗示しているかもしれない。つまり、有料でも利用者の支持を集めることができ十分ビジネスになるものと、無料で提供することで利用者を集めその人たちを対象にした広告からの収入でビジネスするものとに分かれそうだ。


本日のその他の記事
・ソフトバンクの賭け:孫氏「本業はIT革命」、業種を絞りM&A。(9面)
・IWI、マカフィーなど、相次ぎウィニー対策ソフト発売や解決策提案。(11面)
・アニメーション46社からなる日本動画協会は携帯にアニメの有料配信を開始。(11面)
・[メディア仕掛け人]はてな副社長、ブログの”威力”、書籍宣伝に活用。(11面)
・NEC、特許内容を要約するソフトを開発。(11面)
・オーセンスグループ、司法書士に会社登記などの費用見積もりを比較できるサイトを開設。(11面)
・エム・エム・エス、介護施設などで働くホームヘルパーなど向けの人材情報サイトを運営する。働きやすい職場探しを支援。(11面)
・検証ライブドア事件、市場欺いた虚構の連鎖。(12面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:18| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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