2006年02月20日

会社は情報加工工場。


 CDレンタルなどのTUTAYAを経営するカルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)増田社長の記事が、時間術というコラムにあった。

 IT活用を含めた情報活用を考える場合、内容的に非常に参考になると思われますので取り上げます。

記事(日本経済新聞(2006.2.20)15面)には

 企画会社にとって会社は情報を企画に変える謂わば工場ですから、豊富で質の高い情報とそれを加工する高感度な人間が必要です。よく結果が大事といいますが、私はちゃんと原因を作れば結果は後から付いてくるついてくると思っています。



 それには情報の整理と整頓が大事。整理とは要らない情報を捨て、整頓は必要な情報をデータベース化して再活用できるようにすることです。

創業当時から書類はA4サイズに統一し、催事や会議などは録画し保管してあります。

 議事録はその場でパソコンに入力するため、すぐ全社員で共有できます。入力速度なら私も負けていません。「エクセルのランダム打ち」といって、表計算ソフトに思いつくまま入力し、後で整理する。

ホワイトボードもよく使います。イメージを平面に描くことが大事だからです。

 ですから社員の企画力を高めるための情報化投資は惜しみません。携帯電話は15年前から導入し、車2台でも移動中も会議ができるようにハンズフリーの移動電話も使っています。

機械類は操作性を考え、同じ機種でそろえています。


とある。

 企業にとって質の高い情報を共有できる環境が重要で、そのためには情報の整理・整頓をきっちりと行う必要があるとおっしゃっているように思います。

 もう少し考えてみると、

 情報を要るものと要らないものに振り分ける整理をするためには:

 まず判断基準が必要になります。
 企業の場合の判断基準は、経営理念や経営戦略に裏打ちされた、顧客に提供する価値になるのではと思います。つまり経営トップや担当者がこの提供価値を共有していなければ会社として、何が重要な情報なのか統一性がなくなることになります。
結果、会社としては整理された価値ある情報が蓄積されないことになります。

 残すべき情報を活用できるようにデータベース化するための整頓には:

経営戦略が明確でないと、素早く必要な情報を検索する仕組みが実現できなくなります。同じよう情報を重複して持たないと効率よく検索できなくなり、結果最新情報がどこにあるのか分からなくなるといったような混乱が起きるでしょう。

 そう考えると、情報の整理・整頓は担当者任せにするものではなく、少なくとも方針・指針は経営トップが指し示すとともに全社員にこの考えを定着させる必要があるのではないでしょうか。

 情報という言葉はIT活用にも通じますが、この情報の整理・整頓が旨くできない企業はIT活用も旨く行かないような気がします。
整理・整頓された情報はやがて知識になり、最後には知恵に変化し、他社との競争に打ち勝つための強力な武器となることでしょう。


本日のその他の記事
・社会保険庁、年金加入記録をネットで即時閲覧。(1面)
・進化する参入2年目2球団、IT活用でサービス充実。(11面)
・個人情報の保護教育などのサイバープロ、個人情報保護専門のポータルサイト運営へ。(11面)
・TBSとCCCが出資するTCエンタティメントは無料のDVDマガジンを発行。(11面)
・IP電話サービスのエニーユーザーとテレマーケティングのジー・エフは通話が安くなるIP電話システムの販売を中小企業向けに販売する。(11面)
・JR東日本、京浜東北線・根岸線の車両で、駅の無線LANで配信されたニュース番組を流す実験を行う。(11面)
・翻訳家養成のゆうわーどはインターネットを通じ翻訳家志望者に仕事の橋渡しを行う。(11面)
などがあた。


posted by ネット社会の水先案内人 at 23:30| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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