2006年02月02日

経産省など、ICタグで入荷実験。


 今後の物流や商品管理のあり方を変えるといわれているICタグ。
どのように使えるか、運用上の問題は無いかなど、様々な分野で実証実験が行われている。今日の記事によると、メーカーや小売りも参加した形で実証実験を行うとのことである。


記事(日本経済新聞(2006.2.2)5面)には

 経済産業省はICタグ(荷札)を使い、人手に頼っている商品の入出荷管理を無人化する実験を13日に始める。
イオンやイトーヨーカ堂、味の素などの小売り・食品大手などが参加。メーカーから小売りまで商品の流れを追跡できるシステムを構築する。



小売業で業界を越えた再編が進む中、業務の効率化では大手が手を組み、国際競争力の強化を目指す。

 レトルト食品や菓子などの加工食品が対象。段ボール箱や台にICタグを付け、メーカーや小売業者が持つ倉庫の出入り口にICタグの電波を受信するゲートを設ける。

ゲートを商品が通ると自動で検知、通過時間を記録。商品の数と動きを追跡でき、売れ行きなどの情報を把握しやすくなる。


とある。


 記事によるとICタグを活用して流通業界の効率化を図ることで、グローバルな競争力が強化できるようだ。
 より早く、確実に物を届けることや、どこでどれくらいの物が滞留しているのかを正確に把握することを狙いにしている。

そしていつ倉庫に何をどれだけ受け入れ、いつ何をどれだけ出したかといった情報が人手を介すことなく、ゲートを物が通過するだけで把握できるということのようだ。

今までは在庫システムを構築すると、必ずといっていいほどコンピュータ上の在庫と実際の在庫とが合わない。そこで月末などには実棚調査を人が行い在庫の違いを補正したものだ。

 今回のような仕組みが旨く機能すれば、このような棚卸し調査といった作業から開放されるようになることだろう。

 もう一つの効果は、物の動きが捉えやすくなるので、どこに何がどれだけあるのかとか何がどれだけどこに動いているのかといったような情報も正確に把握できるので、無駄な作り過ぎや逆に欠品といった状態を極力減らす効果もあるだろう。

 今回の実験を通じて得た運用ノウハウなどが、今後の大きな武器になることだろう。
 
残された課題は、ダンボールなどに入っている商品一つ一つを複数の箱ごと一度に識別したり、ある程度距離が離れていても正確に読み取ることができたり、肝心のICタグそのもののコストがどこまで安くできるかではないかと思われる。

 物流にとってICタグは無くてはならないもになることだけは疑いのないことだろう。

本日のその他の記事
・大証システム、今夏メドに処理能力増強。(4面)
・カブドットコム証券、小口売買手数料引き上げ。信用取引、注文数の抑制を狙う。
・ネットでオートレース車券が加入即日に購入可能。投票から払い戻しまでネット上で可能。(4面)
・凸版、UHF帯使うICタグ開発。(11面)
・東芝、ソニー、NECエレは次世代での巻き返しを図るため45ナノレベルのLSIを共同開発。(11面)
・吉本興業、旅行体験者お勧めの観光情報サイトを開設。(13面)
などがあった。

なお、静岡版には浜松のホームページ作成・運営などのシーポイントが「地域密着型ブログ」の全国展開にに乗り出す。電子商取引のサイトも併設し相乗効果を狙う。(35面)
があった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 20:46| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ICタグ(RFID) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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