2006年01月27日

携帯電話でネット会議


 ひところに比べると、ブロードバンド回線の普及やパソコンの処理能力の向上などもあり、価格的にもインターネット利用のテレビ会議が導入しやすくなったといえる。
映像を使わない音声のみなら、人数に制限があるがスカイプなどのように無料で使えるソフトもある。効率的な会議ツールとして活用が進んでいるように思う。

 このような中、NECは携帯電話を使ってインターネット会議ができる仕組みを開発したそうだ。ますますネット会議が身近なものになるような気がする。

記事(日本経済新聞(2006.1.27)15面)には

 NECは携帯電話を使ってインターネット会議ができるシステムを開発した。会議参加者が撮影したり作成したりした写真・電子文書をほかの参加者が自分の携帯電話の画面で見ながら大勢で会話ができる。

パソコン向けのシステムを改良、外出先などで手軽に利用できるようにした。年内の実用化を目指す。



 開発したシステムは、NTTドコモの第三世代携帯電話「FOMA」を利用する。新システムのネット会議では、同時に8人まで参加して会話することが可能。

 会話機能に加え、各参加者の携帯電話の画面に、写真やプレゼンテーション資料などの電子文書を表示できる。参加者は表示する写真を選んだり、文書のページをめくったりすることもできる。

 例えば出張先にいる社員が自分の携帯電話の画面で資料を見ながら社内の会議に参加できる。
旅行中の家族が携帯電話で撮影した現地の写真を、ほかの家族全員がそれぞれの携帯電話で見ながらあれこれ話し合える。

 これまで同様のネット会議システムはパソコン向けに作られており、パソコンに比べて性能が劣っている携帯電話で使うのは難しかった。

 NECはこれまでパソコンに組み込んでいた機能を、ネットワーク上のコンピュータに代行させることで、携帯電話でも利用できるようにした。


とある。

 現実には携帯の限られた画面サイズで映像を見たり、文書を見たりというのは慣れないと戸惑うこともあるかもしれない。しかし今回の仕組みのポイントは、携帯電話そのもので会議の仕組みを実現するのではなく、ネットワーク上のサーバーなどでその機能を代行していることだ。

つまり携帯電話には最小の機能しか持たせない形で、パソコンで実現していた仕組みレベルの機能・サービスが得られることになるのだろう。おまけに、仕組みが変更されたときにも携帯電話の仕組みの変更は極力少なくできるというメリットもあるだろう。

仕組みもさることながら、「いつでもどこでも会議室」になるというのは案外凄いことかもしれない。携帯電話ということで不便なこともあるが、使い慣れてくればそれなりの利用術ができてくる。いずれにしても意思決定のスピードが速まることで他社との競争力を強めることができるような気がする。

特に経営トップ層にとっては24時間いつでも重要な判断がくだせる環境が実現され、電話だけでなく資料や映像、相手の顔や現場の状況などを確認しながら判断できることになる。

まさにグローバル時代を生き抜く経営者の必要条件になるかもしれない。

本日のその他の記事
・NEC10−12月期、営業益8%減。(9面)
・昨年のテレビの出荷台数、液晶テレビがブラウン管抜く。(11面)
・シャープ、フルハイビジョン液晶TV、業界最多8機種に。(11面)
・三井物産、イタリアのコンテンツ配信会社と共同でロシアやアジア各国で携帯電話向けコンテンツ配信支援事業を展開。(13面)
・国際水素・燃料電池展でユニーク燃料電池車続々。(15面)
・着用する小型コンピュータ、衣服の高機能化に応用。(15面)
・[大機・小機]ネット政治の新たな空間。(19面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:11| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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