2006年01月14日

番組連動CMの商品を通販。


 放送と通信の融合が広告のあり方も変えようとしているようだ。今回取り上げた記事では、インターネットの利用については触れられていないが、早晩インターネットや雑誌などのメデイアミックスが進み、より複合的な広告としてその姿を変えていきそうな予感を感じさせる。

記事(日本経済新聞(2006.1.14)10面)には

 大阪の民放局、朝日放送は電通と共同で、ドラマのストーリーの中で商品を紹介する「劇中CM」の商品を通信販売する取組みを始める。劇中CMは日本テレビ放送網などが一部の番組で実施しているが、通販の仕組みを組み込むのは初めて。番組との混同を避けるため、広告の始まりと終わりの部分にテロップを流す。商品宣伝と物販を同時に行えるため新たな広告手法としてアピールし、スポンサーの獲得を狙う。


 朝日放送がドラマ制作、電話注文受付、商品の配送を狙い、電通はスポンサーを募る。実験的に劇中CMを盛り込んだ第1弾の単発ドラマ「鉄板に恋して」を地元向けに28日深夜に放送する。

 ドラマの回想シーンでスポンサー企業3社の商品をドラマのストーリの流れを自然に引き継ぐ形でそれぞれ60秒間紹介される。ドラマ仕立ての商品紹介の最後に受付電話番号が表示され、その番号に電話することで注文が行える仕組み。

 放送法は番組と広告を明確に区別するよう定めている。そのため、ドラマ中に商品紹介が始まる際は「ここからCMです」、終わる際は「ここから本編が再開します」といった告知を画面上に流し、視聴者が認知できるように配慮する。通常のCMは番組中流れない。

 朝日放送と電通はスポンサーからの広告収入と通販の売上の一部を得る。劇中CMは番組内に商品を露出させる宣伝手法「プロダクトプレースメント」の一種で、視聴者は商品に親近感を覚えやすく、広告効果は高いとされる。

 ただ、ストーリー中にCMを織り込むことは一部の視聴者に抵抗があるほか、不慣れな視聴者には分りにくい面も残る。放送の公共性に照らした慎重な運用が必要との見方もある。


とある。

 商品の良さや機能を紹介するのには、実際の使用場面をわかりやすく紹介することは重要と思われる。更に今回のケースでは、ファンとして好意を抱いている俳優が使用したりするシーンを見せることで、より広告効果が高まると思われる。

 一方で、興味を抱いていない商品やドラマの一部と思って見ていたら実はCMだということで違和感や不満を抱く視聴者が生まれることも当然想定される。

 その意味で広告主としては、使い方に注意が必要かも知れない。このような広告に向いている商品やサービスがあるのかもしれない。いろいろ表現の仕方や視聴者の反応などをいくつか試して見て検証していくことで、受け入れられやすい広告の手法を生み出していく必要がありそうだ。

 
本日のその他の記事
・登録・特許手数料、電子申請なら軽減。利用率向上へ政府検討。(1面)
・[比較金融商品・サービス]ネット株取引定額手数料、売買代金で差、一部無料も。(4面)
・みずほ証券、日興シティに続き、大和SMBCも誤発注。誤発注情報、ネットで伝わる。(4面)
・東証、上場来年度も見送り。売買システムのテコ入れを優先するため。(4面)
・野村がiPodで投資家教育の映像を配信するサービスを始める。(4面)
・日本郵船、NTTや三井物産と連携し、物流行向けの新型ICタグを開発し、低価格タグの実用化を目指す。(10面)
・[今年期待の新興企業]音声認識のアドバンスト・メディア、携帯分野3−5年後主力に。(12面)
・サッカーワールドカップドイツ大会の日本代表戦のチケット、ネットや旅行代理店を通じ抽選で一般販売へ。(34面)
・[耐震偽装]ソフト依存では見破れぬ。「再計算」信頼回復急ぐ。(35面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 20:55| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。