2005年12月30日

「ネット相場」年末活況。冬休みで個人の株取引急増。

 今年も本日と明日の2日となった。さすがにネット関連の記事がめっきりと少なくなっている。唯一の記事は、株式市場が活況という内容になっている。

ある意味今年の景気回復を象徴している出来事だったのようにも感じるので、これを取り上げたい。

記事(日本経済新聞(2005.12.30)1面)には

 株式市場で個人投資家の活発な売買が続いている。「年末は商いが細る」というのが経験則だが、今年は冬休み入りした会社員などによるインターネット取引が盛り上がり、活況が途切れない。

東証1部の売買代金は29日、月間として初めて60兆円を突破。
ジャスダックではこの日の売買代金が最高を記録し、ネット投資家が「年末大商い」に弾みをつけた。


 個人の投資マネーはこの日、新興企業の多いジャスダックにまとまって流入した。同市場は株価の変動が大きいことで知られ、個人投資家の比率が高い。売買代金は2,268億円と初めて2千億円を上回った。

 ある証券会社は「8−9月に口座を開いた個人が、冬のボーナスを元手に投資に取り組み始めた」と指摘する。「普段は上司の目を盗んで携帯電話で注文していたサラリーマンが、今日は自宅で堂々と取引している」という声もある。


 ネット専業大手5社の口座数は約260万に達し、1年で百万強も増えた。ネット証券を通じて投資家のすそ野が広がり、株高を支える姿が鮮明になっている。
個人の存在感が高まり、東証1部の12月の売買代金は61兆円強と過去最高を記録。

 今年は東京、大阪、名古屋3市場の全売買高に占める個人の比率が53.6%と5割を超え、1984年以来21年ぶりの高水準となった。

企業が株式売買単位の引き下げや株式分割を通じ、個人を呼び込もうとしている効果も見逃せない。1単位の株式を購入するのに必要な平均金額は、東証1部銘柄で約56万8千円。バブル経済のピークだった1989年末(約190万3千円)の約3割に低下した。百万円以下で投資できる株は東証1部の86%を占め、株式投資がより身近になった。


とある。

 ここ最近の株式市場の活況は、かつてのバブル時代を彷彿とさせるが実態を見ると少し様相が異なっているようだ。

バブル期は、法人も財テク運用に乗り出していたような動きがあったが、今回の活況を支えているのは個人投資家ということらしい。

個人は手数料の安いネット取引を主として利用しているようだ。パソコンの前で売り買いをこまめに繰り返し稼ぐデイ・トレーダーという言葉に象徴される人種を生み出しているといわれている。

このように個人を呼び込むきっかけになっているのが、バブル崩壊で法人による株式の持合関係が壊れ、株主数の減少、株式市場の低迷などから個人に投資しやすい環境を作るという意味で売買単位の株数を1000株から100株に変更するなどしてきたことの効果がその一つとなっている。

つまり個人投資家、ネット取引、売買単位(単元株数)の3つがその要因ということらしい。更に忘れてならないのは小泉改革への期待、不良債権という重しの軽減、企業業績の回復などによる景気回復がある。

 今日30日の大納会では、利ざやとりでダウ平均は232円77銭安の16,111円43銭で年を越すことになったそうだが、当分この上昇傾向が続きそうな感じがしないでもない。

なお、テレビの解説では個人の売買に加え外人の年間で10兆円の買越しも株価上昇の原因として取り上げられていた。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:34| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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