2005年12月24日

米リアル、月25曲まで無料で音楽配信。

 携帯音楽プレーヤーが猛烈な勢いで普及しているようだ。
なかでもアップルのiPodが市場で圧倒的なシェアを奪い、携帯音楽プレーヤー市場をも強力にリードしている。

 その地位を決定付けたのは、単にハードの提供だけではなく、消費者の本質的なニーズである音楽を手軽に聴きたい、好きな曲だけを聴きたい、いつもと違う曲順で聴きたいといった要求に応えていることであるといわれている。中でも有料の音楽配信のiTunesがこれら要求を実現するための重要な役割を果たしていると思われる。

 このような音楽配信の世界に、米リアルが新たな音楽配信の仕組みを提供するという記事があったので、これを取り上げる。

記事(日本経済新聞(2005.12.24)7面)には

 音楽・映像再生ソフトの米リアルネットワークスは月25曲まで無料で聴けるインターネ・ット配信を始めた。現在は有料サービスの会員獲得策の位置づけだが、利用者が増えればネット広告収入による本格的な運営を検討する。

音楽配信はアップルコンピュータなどの有料サービスをけん引役に拡大が続いており、ネット広告を活用した新たな収益モデルに発展する可能性がある。

 新サービスは同社の専用サイトに接続し電子メールアドレスなどを登録して利用する。大手レコード会社などの140万曲から好みの楽曲を検索して聴ける。

無料の楽曲提供でサービス認知度を高め、有料配信の会員を増やす販促効果を狙う。

 ロブ・グレイザーCEOは「無料サービスに利用者が集中してもネット広告市場が堅調なため問題はない」と発言。広告収入で運営費をまかない利用者には無料で楽曲を提供し続ける可能性を示唆した。無料配信に軸足を移せば、ネット広告収入を原資に無料でサービスを提供するグーグル流の収益モデルが音楽配信にも波及する。

 国際レコード産業連盟によると1−6月期の音楽配信の世界市場は前年比3.5倍に。ネット広告市場も米国だけで同26%増と伸びた。


とある。

 今まで無料の音楽配信は試聴というレベルで全曲は聴けないことが多かった。
今回のリアルのサービスではストリーミング方式(パソコンにデータ保存ができない)で全曲が聴ける。但し、同じ曲を2回繰り返し聴くと2曲とカウントされるとのことである。

リアルではこれとは別に月額一定の金額を支払えば聴き放題になる有料サービスも手がけ、130万人の会員を持っている。

 CEOのコメントにもあるように、無料の視聴者が増えてもサイト訪問者が増えることで広告収入も増えることで問題がないとのことである。

もし広告価値が更に上がればいづれ27曲といわず、もっと多くの曲が無料で聴くことができるようになるかもしれない。

 iPodは、今後映像も含めた視聴機能を強化してくると思われるので、映像付き音楽配信が主流になっていくと思われる。
そして映像配信、音楽配信が入り乱れサービスを競うようになることだろう。



本日のその他の記事
・内閣府、来年3月までに全国のNPO情報をネットで公開へ。(2面)
・来年2月に偽造・盗難カード被害への補償を決めた預金者保護法が施行。各行の補償内容にはバラツキ。(3面)
・UFJ銀、中小企業向けに企業が抱える売掛金の入金に見合った貸し出しを自動計算するシステムを開発、特許を取得。(3面)
・ビクターエンタテイメントはiPod向けの有料配信サイトiチューンズミュージックステーションに音楽配信を始めた。(8面)
などがあった。


posted by ネット社会の水先案内人 at 21:36| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日経新聞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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