2005年12月12日

ポストe−Japanの「IT新改革戦略」(案)

 本日は新聞の休刊日ですので、先日IT戦略本部が公開したポストe−Japanともいえる「IT新改革戦略」(案)について少しふれてみたいと思います。

 世界の最先端をいくIT国家を目指したe−Japan戦略は今年度で終了となっています。ITインフラの構築という面では、世界一の光ファイバーの普及率や低価格なブロードバンド利用料金を実現しました。しかし、利活用面では電子申請などの仕組みはほぼ実現できたものの利用率が1%そこそこであったり、企業間の電子商取引や企業における戦略的なIT活用という面では多くの課題を抱えている状況です。

 そこで2010年には世界に先駆けてITによる改革を完成し、わが国は持続的発展が可能な自立的で、誰もが主体的に社会の活動に参画できる協働型のIT社会に変貌する。


今回の「IT新改革戦略」では以下の3つの基本理念を掲げています。
1.構造改革による飛躍
2.利用者・生活者重視
3.国際貢献・国際競争力強化


まためざすべき将来の社会像としては
・活力ある少子高齢化社会
・環境・エネルギー問題への貢献
・安全・安心な社会の実現
・行政、企業、個人の新しい姿
・情報格差(デジタル・デバイド)のない社会
・世界に発信する誇れる日本の実現

を描き、

具体的取り組みテーマとしては
☆ITによる医療の構造改革
 レセプトの100%オンライン化
☆ITを駆使した環境配慮型社会
 ITでエネルギーや資源の効率的な利用
☆世界に誇れる安全で安心な社会
 地上デジタルによる災害情報提供で被害軽減
☆世界一安全な道路交通社会
 ITSを活用し交通事故を未然防止
☆世界一便利で効率的な電子行政
 オンライン申請率50%達成
☆IT経営確立による企業の競争力強化
 ITによる部門間・企業間連携の強化
☆生涯を通じた豊かな生活
 テレワーク、e−ラーニングの活用
があげられている。

詳細資料を見ると上記の各テーマについて「現状と課題」、「目標」、「実現に向けた方策」、「評価指標」が整理されている。

政策の評価指標まで提示しているのは珍しいような気がするが、この政策に対するなみなみならぬ決意の表れではないかと思われる。

いずれにしても、ネット社会に向け一層加速しようとしていることだけは間違いのないところではないかと思う。
社会基盤が大きく変わるときは、最大のビジネスチャンスと捉えることができるだろう。このような動向と自社を取り巻く事業環境を睨み、ビジネスの方向性を考えてみることが必要ではないだろうか。

参考:IT戦略本部の資料
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/pc/051208comment_j.html
注)現時点では、パブリックコメントの募集ということになっていますが、おおよそこのような方向で進むことは間違いのないことと思われる。


posted by ネット社会の水先案内人 at 22:26| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ネットビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。